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走れ「ふれあい高新号」 宿毛−奈半利を5時間半
ごめん・なはり線の開通を記念して6日、宿毛―奈半利間191・8キロを初めて直通運行した「ふれあい高新号」。県西部から参加した160人を乗せ、片道5時間半の旅路を走り抜けた。
まだ薄暗い午前5時25分。最初の乗客38人を乗せて、ふれあい高新号は宿毛駅を出発した。眠い目をこする参加者らは「前から北川村のモネの庭が見たかったけど、足の具合が悪くてねえ…。今日は本当に楽しみ」「高知市より東に行くのは初めて。この機会を逃したら、二度と行けないだろうと思ったので」と、遠く離れた中芸の光景に思いをはせた。
中村駅、窪川駅などで乗客を加えながら、列車は一路東へ向かい、後免駅からなはり線に乗り入れた。時折雨が降る空模様だったが、車窓に太平洋や松林が見えるようになると、乗客らは「まあきれい」「こんな所を走るがやねえ」と身を乗り出した。
ようやく到着した奈半利駅では「ようこそ!」「お疲れさまでした」と大歓迎。昼食は奈半利町の加領郷漁港で、漁協女性部手作りのキンメダイの炊き込みご飯やみそ汁に舌鼓を打った。参加者の多くが楽しみにしていたモネの庭では、モネが夢見た青いスイレンの姿に「来て良かった」とうっとり。中芸の素晴らしさを堪能した。
宿毛市から参加した女性は「私たちも、宿毛線のことは『いつできるろう』と待ち遠しくて、開業したときは本当にうれしかった。なはり線沿線の人たちも、きっと同じ気持ちなんでしょうね」と感慨深そうだった。
【写真】安田川の鉄橋を渡るふれあい高新号。宿毛―奈半利間を結ぶ、初の直通列車だ(安田町東島)
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