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無事故願い毎朝街頭指導 馬路駐在所の入交さん
「駐在さん、おはよう」。学校に通う子供たちの元気なあいさつが、静かな村に響く。「おはよう、気を付けて行きよ」。そう声を掛けるのは、安芸郡馬路村の安芸署馬路駐在所の入交延征巡査部長(55)。4月に着任してから、ほぼ毎日街頭指導に立っている。
入交さんが着任してまず驚いたのは、交通マナーの悪さ。道行く車のシートベルト着用率は1―2割程度で、びゅんびゅん飛ばす。
「このままではいつか重大事故が起こる」。そう考えた入交さんは、毎朝街頭指導に立つことにした。
本署での仕事がある時などを除きほぼ毎日、午前7時半から約1時間、小学校前など馬路地区の3カ所で指導。村内で制服警官が指導することはこれまでほとんどなく、「最初は皆びっくりしよった。逃げるように通り過ぎる車も多かった」と入交さんは笑いながら振り返る。
今では車もゆっくり通るようになり、「おはよう!」「ご苦労さん」の声が掛かる。シートベルトの着用率も8割程度にまで上がった。入交さんは「取り締まりもいいが、粘り強く注意喚起していくのも効果がありますね」と顔をほころばせる。
雨の日でも指導を休まない。「だって、雨の日が一番事故が多いんですよ。気を付けてもらわないと」。村民の無事を願い、入交さんはこれからも街頭に立ち続ける。
【写真】通学の児童に「おはよう!」。街頭指導を通じて、入交さんはすっかり村に溶け込んでいる(馬路村馬路)
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