|
高齢者が七夕まつりでミニ授業 安田町の中山小

安芸郡安田町正弘の中山小学校は、地域のお年寄りが児童1人を“担当”して卒業まで面倒をみる、全国的にも珍しい取り組みを続けている。5日はその一環として同校で「七夕まつり」が開かれ、“学校の祖父母”らが縄作りや地域の風習を児童に教えた。
高齢者が児童1人とペアを組み、「孫のように思って育ててもらおう」という取り組みで、15年ほど前に始めた。
お年寄りは学校行事があると“孫”を訪ね、一緒に農作業をしたり、地域の民話や風習を聞かせ、年賀状や暑中見舞いをやりとりする。
「子どもと“契約”しているようなもの。“学校の孫”が卒業するまで死ねんなあって、よく冗談で言いますね。卒業式も一緒に出るんです」とお年寄りの1人。
この日はお年寄り約50人が訪れ、児童33人と交流。縄作りを教えた後、代表の西岡定義さん(84)が「織り姫と彦(ひこ)星が会えるように縄でつなぐ。この縄は『ぜんのつな』と言います」とミニ授業。
さらに「日本には星や水や火など、たくさんの神様がいます。世界には一つしか神様がいない国もあって、それが基で戦争が起きたこともありますが、みんなが平和のことをちゃんと勉強しているので、おじいさんたちは涙が出るほどうれしい」と西岡さん。
お年寄りと児童はその後、ゲームをしたり、出し物の披露などで交流を深めた。
【写真】高齢者から七夕の風習を教わる児童(安田町の中山小学校)
|