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販路広がる間伐材製品 エコアス馬路村

安芸郡馬路村の第三セクター「エコアス馬路村」が、間伐材を利用した皿やうちわの販路をじわじわと広げている。全国展開している大型量販店と取引を始めたほか、宣伝用グッズの分野にも進出。ユズ加工品に続いて村の名を県内外に発信している。
エコアス馬路村は、村の面積の96%を占める森林を売り出そうと12年4月に設立。13年度から間伐材を加工した商品の製造に乗り出し、皿などの販売を始めた。加工部門の昨年度の売り上げは3100万円だったが、本年度は3倍強の1億円を目指し、精力的に営業活動を続けている。
そのかいあって、6月から雑貨品の大型販売店を展開している東急ハンズ(東京)と取引を開始。現在は首都圏の4店で扱っているが、関西でも近く販売を始める。エコアス馬路村総務企画課の山田佳行主任は「追加注文も来ており、今は順調。ただ売れなくなればシビアに対応されるので、努力しないと」と気を引き締める。
県内では、ホームセンターマルニ高知店(高知市北本町)にエコアス製品のコーナーを開設。また、四国銀行が本年度から販売促進用グッズに採用した。パッケージには企業名と合わせてエコアスの名前や間伐材製品の説明も書かれており、宣伝効果は大きい。
さらに、9月には金沢市の物販イベントに出向き、地方都市での販路開拓に着手。神戸阪急百貨店で9月下旬に予定している馬路村の催事企画には、薄くスライスした間伐材をシェードに用いたランプを新商品として出品しようと、試作を進めている。
「カタログでは商品の魅力は伝わらない。使ってもらえる機会を増やし、木の香りとともに販路を広げたい」と山田主任。馬路の森のPRへ、エコアスの挑戦は続く。
【写真】エコアス馬路村の商品。中央のパッケージは企業の販促用に使われる
加工残り材で壁飾り 県商工会女性部連合会
馬路の間伐材を土佐土産に――県商工会女性部連合会は17、18の両日、高知市で開かれる中四国ブロック商工会女性部の交流会に参加する約460人に、間伐材で編んだ手作りの壁飾りをプレゼントする。
発案したのは馬路村商工会女性部長の西野紀子さん(61)。西野さんは、エコアス馬路村で皿などの加工品を製造する際に残る、薄い帯状の間伐材に着目。程よい長さに切り、格子状に編んで約30センチ四方の壁飾りを作った。
試作品を県連合会の会合で披露すると大好評で、交流会の土産にすることが決定。エコアスも「馬路の木のPRになる」と快諾し、残り材を無償で提供した。
材料は県内41商工会の会員に配られ、手分けして壁飾りを製作。田野町はだるま夕日の写真、佐賀町は鯨の人形を添えるなど、各商工会で地域色豊かにアレンジしている。
西野さんは「県内の商工会員からも『学校教材に使いたい』などと喜ばれています。多くの人に馬路村の良さが伝われば」と話していた。
【写真】県商工会女性部連合会が製作している手作りの壁飾り(馬路村馬路)
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