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県大会2度Vの北川中ソフト部 総体制覇へ手応え

全校生徒38人と小人数ながら、2、5月と2度の県大会で優勝した安芸郡北川村の北川中学校ソフトボール部が、20日開幕する中学総体に向けて調整に励んでいる。県東部の強豪として知られる同校だが、県大会Vは昭和62年以来15年ぶり。全国制覇という17人の部員の新たな目標が、村全体に活気を与えている。
同校では、伝統的に男子生徒全員がソフトボール部に所属。昨年、県大会出場を逃した悔しさをばねに、厳しい練習を積み重ねたことが2月の県中学強化大会、5月の県中学春季選手権優勝という快挙につながった。
「頑張れば成果が上がる」――生徒にそんな自覚が生まれ、勉学にも積極的に取り組む機運が生まれたという。
ソフトボール熱は村民の間でも高まり、刺激を受けた北川小子ども会も、5月に開かれた県内のソフトボール大会で1位となるなど、活気は村全体に波及している。
2つの県大会で、粘り強さで要所をしのいだ浜渦英裕投手(3年生)は、球の切れ、コントロールにさらに磨きがかかってきた。「いい感じで仕上がり、全国制覇に手応えはあります」
キャプテンを務める田中智也捕手(同)は、チーム快進撃の鍵を「みんなが簡単なことにも手を抜かず、すべてに一生懸命だから」と分析する。
顧問の浜口恭男教諭(32)は「部活が休みの日でも誰かがグラウンドで自主練習をするほど、とにかくひたむき。何よりも精神面での強さが頼もしい」と目を細める。
日々厳しくなる暑さをものともせず、白球を追うメンバーの声が中芸の山間にこだまする。小さな中学校のグラウンドで「ソフトボール王国・高知」の未来がはぐくまれている。
【写真】全国制覇を目指して練習に励む北川中ソフトボール部員たち(北川村の北川中)
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