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5歳から英語教育 中学まで連携授業 田野町
安芸郡田野町が、幼稚園から中学校まで連携した町ぐるみの英語教育を展開している。「楽しく英語に親しむ」ことを主眼に置いた取り組みは次第に成果を挙げつつあり、「ハロー」のあいさつが町中にこだましている。
「ハウアーユー?」のあいさつで始まった田野小3年生の授業。この日は天気を表す言葉を覚えようと、太陽や雲、傘の絵を描いたカードを拾うゲームを行った。
国際交流員が「サニー」と問題を出すと、児童らはわれ先にと太陽のカードを拾い、得意そうに「サニー! これだよね」。「グレイト!」と褒められると、満面に笑みが浮かんだ。
同小と田野幼稚園、田野中学校は本年度、文部科学省の研究開発校に指定。10年間を通じた英語教育で、国際社会を生き抜く力をはぐくんでもらおうと取り組んでいる。
田野小は6年前、幼稚園も5年前から町国際交流員を招くなど英語に触れる事業を展開していたため、下地は十分。現在、幼稚園の5歳児と小学生は週1時間、英語の授業を行っている。
同小の西岡祝子校長は「英語を好きになってもらい、そのまま中学校へとつなげられるかが鍵」と話す。そのため、拒否反応を招きやすい文字の学習を避け、歌やゲームで耳と口、体を使うなど、工夫を凝らした授業を展開している。
児童の反応について、同町の西山均教育長は「外国人に身構えることはなくなった」とにんまり。確かに、国際交流員らと擦れ違う児童は「ハロー」と気さくに声を掛けている。「国際社会に飛び込んでいける心構えはできつつありますね」(西山教育長)
中学校以降の英語学習に生かせるかどうかは今後の展開次第だが、少なくとも町中で聞こえる「ハロー」のあいさつには違和感がなくなりつつある。町ぐるみの英語教育は、教育現場だけでなく地域全体に新風を吹き込んでいる。
【写真】天気を表す英単語を使ったゲームで楽しく授業。児童は皆英語の名札を付けている(田野町の田野小)
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