2002年08月14日朝刊
暑さ吹き飛ばすウイット 「漫画集団」の作品展開幕

創立70周年を迎えた、著名な漫画家の集まり「漫画集団」の展覧会「まんがのシャワー」が高知市文化プラザ「かるぽーと」で13日、始まった。9月1日まで。同プラザ開館記念事業。
「漫画集団」は高知市出身の漫画家、横山隆一さんらが呼び掛けて1932年に結成した「新漫画派集団」がルーツ。戦後は「漫画集団」と改称、日本を代表する作家たちを輩出する一方、ユニークなイベントを開いて話題をさらってきた。
かるぽーと7階の市民ギャラリーには、著名な漫画家の作品がずらり。赤塚不二夫、石ノ森章太郎、ちばてつや、手塚治虫、藤子不二雄(A)、やなせたかし、横山隆一…。
会場に入ると、まず「巨大まんが」の回廊。原画を引き伸ばした縦3メートル、横1メートルの漫画50点が壁面に並ぶ。普段目の近くで見ている漫画だが、「ぐっと離れて見ると、別の味わいがあるね」と来場者ら。
次は古典的テーマの「孤島まんが」の新作約200点。アイデアを競い合うように、孤島に流された人間のさまざまな所業が、どれもウイットに富んだ絵で描かれており、思わず「これ、いいね」と声が出る。
「顔・作品パネル」コーナーは、90センチ四方のサイズで人気漫画のキャラクターが並ぶ。フクちゃん、鉄腕アトム、アンパンマン…。特大の「顔」は貴重な品。横山さんの91歳の誕生祝いに、団員たちが寄せたはがきも味わい深い。
団員で本県出身の岩本久則さんは「先輩たちが培ってきた実力が会場にあふれている。健康にいい漫画のシャワーを浴びに来て」と話していた。
【写真】入り口近くの「巨大まんが」の回廊。引き伸ばされても絵の魅力は健在だ(高知市九反田、市文化プラザ「かるぽーと」)
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