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第7回移動高知新聞
ふれあい高新IN梼原
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2000年10月26日(木) 夕刊

“雲の上の町”梼原で「ふれあい高新」始まる 30日まで

“雲の上の町”を舞台に、テープカットで開幕した「第7回移動高知新聞 ふれあい高新IN梼原」(梼原町の「開発センター」玄関)  「第七回移動高知新聞 ふれあい高新IN梼原」が二十六日、高岡郡梼原町で始まった。地域の将来像を住民とともに考え、高知新聞を身近に感じてもらう事業で、四万十川源流域の豊かな自然にちなみ、今年のテーマは「身近な環境問題」。三十日までの期間中、同町内で多彩なイベントが催される。同町梼原の開発センター一階ロビーには移動編集局を開設し、常駐記者らが“雲の上の町”から情報発信する。

 同センター玄関では午前九時からオープニングセレモニーが行われ、高知新聞社の半田久米夫専務が「自然の環境や文化がキーワードになる時代に、そうした“秘められた教材”がたくさんあるこの地で、ふれあい高新を開催できることは意義深い。地域の方々と一緒に考え、元気な梼原町を展望したい」とあいさつした。

 続いて地元を代表して内田驍助役が「ふれあい高新の会場になったことは、町にとってもうれしい。地域に密着した取材やイベントで、住民に愛される新聞として頑張ってほしい」と述べた。この後、内田助役、中越計清町議会議長と、半田専務、藤戸謙吾取締役編集局長がテープカットして開幕した。

 移動編集局では、新聞の原版となるフィルムや刷版(さっぱん)などを展示するほか、パソコンを使ったミニ号外紙(電子号外)を発行する。また町内に自生し、絶滅が危ぐされる植物のパネル写真なども展示している。

 【写真】“雲の上の町”を舞台に、テープカットで開幕した「第7回移動高知新聞 ふれあい高新IN梼原」(梼原町の「開発センター」玄関)


木の里・梼原 町内産材を活用 公共建築にやさしさ

町内全域の120軒の看板にも町内産の杉が使われている(梼原町梼原)  高岡郡梼原町は、屋内プールや体育館など公共建築に町内産木材を積極的に使う取り組みを進めている。建築費は割高になっても、木の良さをアピールしたいとの思いからだ。木造の橋、集会所、町営住宅…。「木の里・梼原」から、幾つか建物を紹介しよう。

 【写真】町内全域の120軒の看板にも町内産の杉が使われている(梼原町梼原)

 <雲の上のプール>

 木造の屋内プール? 水と木、あまり例のない取り合わせだが、オール杉の巨大な天井が「これでもか」と目を引く。高さ五メートルほどのガラス窓の外には、梼原の山並み。

 「きれい」「のんびりできるね」と若いカップル。二人を包む水辺には、新鮮な木の香が、ぷーん。

 【写真】11月でオープン2年。地熱を利用してプールや暖房機器のエネルギーを賄っている。館内にはウオータースライダーや歩行浴場もある(同町太郎川)

11月でオープン2年。地熱を利用してプールや暖房機器のエネルギーを賄っている。館内にはウオータースライダーや歩行浴場もある(同町太郎川)

昭和60年完成。舞台では毎年6月、神楽大会が開かれ、町内外はもとより、愛媛県からも大勢が訪れるという(同町太郎川)  <きつつき学習館>

 ひろーい、ヒノキの回り舞台。明るい窓の外には、斜面を利用した野外観客席が広がる。その向こうにはフィールドアスレチック。この辺り、週末は子どもの歓声や、お弁当を広げる親子の姿がそこここに。舞台の隣のスペースは、暖炉を備え、杉の梁(はり)を上手に見せるちょっとしゃれた空間だ。

 【写真】昭和60年完成。舞台では毎年6月、神楽大会が開かれ、町内外はもとより、愛媛県からも大勢が訪れるという(同町太郎川)

 <梼原体育館>

 放課後の梼原体育館。木の香りに包まれて、児童たちがバスケットボールに興じていた。館内の壁面はスギ材で覆われている。木の天井を支えるような形でガラス窓も広く取られ、館内はとても明るく、そしてやさしい。「新しくて、木のにおいがえい!」と子どもたち。

 【写真】10年に完成した体育館。梼原小の児童や地域住民も利用できる施設として活用されている(同町梼原)

10年に完成した体育館。梼原小の児童や地域住民も利用できる施設として活用されている(同町梼原)


2000年10月26日(木) 朝刊

「ふれあい高新」きょう開幕 移動編集局から情報発信

「ふれあい高新IN梼原」の情報発信拠点となる移動編集局(梼原町の「開発センター」)  現地編集局を設置して地元密着の情報発信を行う「第七回移動高知新聞 ふれあい高新IN梼原」が二十六日、高岡郡梼原町で開幕する。津野山神楽を題材とした演奏会や環境問題を考える講演会など多彩なイベントを交えながら三十日まで同町の魅力を紹介する。

 「ふれあい高新」は六年の幡多郡大方町からスタート。これまで嶺北五カ町村、香美郡香北町と物部村、宿毛市、安芸市、吾川郡伊野町を巡回してきた。

 今回は四万十源流域の豊かな自然と伝統文化が残る梼原町から、「身近な環境問題」を中心テーマにさまざまな話題を提供。町役場隣の開発センター一階ロビーに移動編集局を設置する。

 初日の二十六日は、午前九時に同センターで同町の内田驍助役、半田久米夫高知新聞社専務らがテープカットを行って開幕。翌二十七日は、牧野植物園主任の鴻上やすしさんが引率する「植物探偵団」、風車を題材とした写真展の審査などが行われる。

 二十八日は、「民俗とことばの交差点」をテーマに坂本正夫・県立歴史民俗資料館館長と橋尾直和・高知女子大助教授による「茶堂談議」。同日夜は地元読者代表と高知新聞社幹部が意見交換する「夜なべ談議」が開かれる。

 二十九日は津野山神楽を題材とした新曲を初演する「武中淳彦コンサート」、四万十大使の畠山重篤さんの講演「漁師が山に木を植えるわけ」が行われる。最終日の三十日は、三嶋神社の神楽、保育園児によるアメゴ放流で締めくくる。

 期間中、移動編集局にはインターネットや本社記事データベースの体験コーナーを設けるほか、町内に自生し、絶滅が危ぐされる植物のパネル写真を展示する。またNIE(教育に新聞を)事業の一環として、二十七日付朝刊に同町内の小中五校の児童生徒が取材、執筆、製作した「梼原こども新聞」を掲載する。

 【写真】「ふれあい高新IN梼原」の情報発信拠点となる移動編集局(梼原町の「開発センター」)


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