ひとつの大家族である「高知家」が、ますます元気な家族となるよう、
さまざまな発信をしてまいります。
高知市鏡吉原地区の棚田[2016年5月]
 高知市街から40分ほど車を走らせたところにある、鏡吉原ふれあいの里。鏡川へとつながる吉原川が流れ、透きとおった水をたたえています。まぶしいほどの新緑に包まれた5月1日。「高知かがみ夢探検センター」の主催により、田植えと茶摘みの農園体験が行われました。
 当日は、キャンプ場に6組の親子が集合し、近くの田んぼへ。「何かおる!」と指差すところには、イモリが群れをなしていました。無農薬の田んぼならではの光景です。
 苗の植え方を教わって、いざ田植え!稲を等間隔に植えるための定規のような道具を使って、1本1本ていねいに。長靴の中に水が入り裸足になる子が続出し、ひんやりとした泥の感触を味わいました。
 田植えの後は、茶摘み体験。畑の先生から、「まだ開いていない葉と、その下の柔らかい葉を『一芯二葉』の要領で摘み取りましょう」と教わりました。「食べてみぃや」と言われ新芽をパクリ。「お茶の香りがする!」と、親子で顔を見合わせ驚きの声を上げました。
 お昼ごはんはスタッフ手づくりのカレーとサラダ、豚汁。きれいな空気と美しい風景の中で食べるごはんは格別です。その後、摘んだ茶葉を炒って手もみし、新茶を作りました。
 高知かがみ夢探検センターでは、野菜の苗植えや収穫、田植えや稲刈りなど1年を通じて活動を行っており、今年で11年目。会長を務める麻田正博さんは、「外遊びの機会が減り、自然にふれあう機会が少なくなった子どもたちに、生き物に生き物に出合い自然の豊かさを感じてほしい。農作物がどのようにしてできるかを考えるきっかけにしてほしい」と話します。
この葉っぱ、どうすればお茶が飲めるんだろう?
茶摘みをしながら考えます。




「高知家の未来会議」も今年で3年目を迎えます。昨年は4回にわたって高知家の未来を担う子どもたちに、高知の原風景の中で地域の持つ魅力に触れてもらう「高知のニッポンイチツアー」を実施しました。仁淀ブルー体験では川の美しさと山の保水の力を体感し、中土佐町の漁業体験では海の豊かさを、四万十町の生姜収穫体験では収穫の喜びを味わい、馬路村魚梁瀬の森林体験では森のいのちに触れました。
 今年度は昨年に引き続き、子どもたちに高知の魅力を肌で感じてもらう「こうち体感ツアー」を企画しました。海・山・川の自然に恵まれた高知県には、それぞれの地域に素晴らしい資源があります。6月の「津野町で茶摘み体験」を皮切りに4回のツアーを行います。県内在住の小学生を対象に、新聞紙面で10人前後の参加者を募集し、高知の自然やその恵みを生かした営みを体験してもらいます。子どもたちが目を輝かせる様子を、順次本紙紙面でリポートしてまいります。子どもたちの感動や発見を通じて、県民のみなさまにも高知の魅力を共有していただきたいと考えています。
 子どもたちが地域の魅力を知ってふるさとを好きになること、地域の人たちとふれあって「うれしい」「楽しい」思い出をたくさん作ること。進学や就職で高知を出たときにも、「大好きな高知」として心の中にイキイキと生き続ける体験をしてほしいと考えています。このツアーや紙面がそのきっかけとなるように、しっかりと未来の種をまいていきます。
 「高知家の未来会議」は、本日キックオフ。ウェブサイトとも連動し、紙面に掲載したこれまでの活動内容とともに情報をまとめて発信していきます。どうぞご期待ください!