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HPで市民に災害速報 特定したい携帯発信地
高知市消防局が昨年12月から、消防団員の携帯端末に出動のお知らせメールを送ると同時にホームページ(HP)で災害速報を提供している。これは平成11年3月に導入した「緊急情報指令システム」と連携させた同消防局独自の取り組みだ。緊急情報指令システムを含めた概要について、同市消防局情報指令課長の横山隆一(たかいち)さん(57)に聞いた。
―まず緊急情報指令システムについて教えてください。
「現在、119番通報を受信すると、固定電話の場合、指令台の画面に通報場所や付近の地図が表示されます。災害の種別にも合わせ、コンピューター検索で適切な出動隊を瞬時に編成。出動指令が各消防署などの端末装置に自動的に送られる仕組みです」
―システム化される前とは大幅に変わった。
「以前は災害が発生した場所をメモし、地図を開き、隊の編成を考え―とすべて手作業。一刻を争う消防・救急活動で、迅速な対応は最重要課題です。このシステム導入で、通報から出動指令までの時間が大幅に短縮できました」
―災害速報の提供とはどう連動しているのですか。
「緊急情報指令システムは、サーバーも閉じられ、消防のみの専用回線を使います。セキュリティー保持のためで、災害速報システムも本体の指令システムとは完全に分離しています」
―具体的な作業手順は。
「出動指令などのデータをFDに取り出した上、別のパソコンでHP用に変換、送信します。サーバーは外部のものを使っています。24時間対応のため、消防局のHPとは別のサーバーを使い、バックアップ回線も用意しています」
―メリットは。
「災害速報は従来から電話で提供してきました。50回線ありますが、関心は高く、話し中も多かった。HPのアクセス数は確実に増えており、皆さんに迷惑をお掛けすることも少なくなったと思います」
―ソフトは独自に発注したのですか。
「はい。消防団員へのメール送信も同時にできます。情報端末は普及していますし、メールは分団の近くにいなくても受け取れるメリットがあります。ただ、迷惑メール防止のため受信が遅れる場合があり、出動指令ではなく、あくまでお知らせという形です」
―どうしても、通信機器の機能に左右されますね。
「119番発信場所の特定も、固定電話でしかできません。119番通報の約2割は携帯電話からですし、これからの課題です。情報端末の開発スピードは早く、どの機能を消防のシステムと連動させれば効率的なのかを探りながら、より良いものを作っていきたいです」
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高知市消防局HPのアドレスは、http://www.city.kochi.kochi.jp/deeps/19/1902/index.htm
災害速報のアドレスは、http://www.kochi119.com
【写真】「災害速報のHP展開は隊員からのアイデア」と話す横山隆一さん(高知市消防局)
(2003年11月25日掲載)
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