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光回線網構築へ連携 県内5局で自主番組交換も
高知市、須崎市、香美郡野市町、幡多郡十和村に次いで、来年1月に宿毛市で開局予定のケーブルテレビ網。この5局が先月、「県ケーブルテレビ推進協議会」を設立した。県内の4割を超える世帯をカバーする5局が連携して目指すものを、協議会の事務局が置かれている高知ケーブルテレビ専務、木下誠二郎さん(54)に聞いた。
―協議会発足のきっかけについて教えてください。
「光ファイバーによる高速大容量通信の実現で、ケーブルテレビのネット構築は容易になりました。最初に四国内の都市型ケーブルテレビ各局で、情報ネットワークを構築しようという動きがありました。それを受けてまずは高知県内で、ネットワークを作ろうと、この協議会が発足したのです」
―ネット構築のメリットは何ですか。
「地域情報の発信という面では、番組の交換や共同制作が容易になります。機器の共有化も可能になり、センター設備が一つあれば、受信機器など高価な機器を個々の事業者が所有する必要がなく、経費が削減できます」
―地域番組交換の現状は。
「光ファイバーによる通信網が整備されている須崎、野市、高知の3社間では、すでに各学校の通信回線をはじめ、高校野球県大会の中継や釣り番組などを交換しています。地域限定だった番組が、即時に提供でき、ソフトの有効活用が図れます」
―自主制作番組と全国放送はどういう関係に。
「今後、地上波放送のデジタル化が始まり、全国一律で多チャンネル化が進む中、地域密着にこそ生き残りの鍵があると考えています。例えば、よさこい鳴子踊りなどは生中継で好評を博しており、全国放送に配信しています。ほかにも他地域で需要のあるソフトはあるはずです。現在、自主制作番組以外の枠は番組を買って埋めていますが、ネットが構築できれば各局の自主制作番組を流したい」
―高速大容量のネット構築のめどは立っていますか。
「協議会として、光ファイバー回線の整備を国や県、市町村に求めていく予定です。光ファイバーの敷設は、一事業者では限界があります。これまでも行政の各種委員会に出席して意見は述べてきましたが、組織となることで要望が出しやすくなると思います」
―現在、ケーブルテレビが行っているインターネット接続などのサービスも変わりますね。
「ケーブルテレビは、放送とともにインターネット接続などの通信事業も行っているのが、地上波テレビや大手通信業者との大きな違いです。私たちは、地域からの情報発信、受信両方に実績があります。県内のネット構築を足がかりに、全国ネットワーク化へと進めば、IP(インターネットプロトコル)電話も可能。インフラ整備に伴い、地域の情報化を推進する上でより大きな役割を果たせると思います」
【写真】「将来は全国的なネットワーク化も目指したい」と語る木下さん(高知市若松町の高知ケーブルテレビ)
(2002年8月20日掲載)
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