南国市のJR後免駅に漫画家のやなせたかしさんが作詞した「ごめん駅でごめん」の歌碑が建立され7日、除幕された。この日は母校の後免野田小学校でやなせさんのコンサートが開かれたほか、後免町商店街では「お宝発見市」もあり、「ごめん」の町は大にぎわいだった。
歌碑はアンパンマンの石像付きベンチとともに、後免駅0番ホームの西端に設置。除幕式でやなせさんは「ごめんというユニークな町が全国的に有名になってくれればうれしい」と話した。
同校体育館でのコンサートは500人以上で満員。「第1回ハガキでごめんなさいコンクール」大賞に輝いた高知市の会社員、塩田里恵さん(51)が表彰された。母校にグランドピアノも寄贈したやなせさんは、「生姜ない」「ノスタル爺さん」など約20曲を披露。ごめん・なはり線キャラクターの着ぐるみも登場し、親子連れらが盛んに手拍子を送っていた。
同校中庭にはやなせさんの絵本「やさしいライオン」のモデルで、やなせさんが寄贈したライオンの石像もある。この日は、石像横に国際ソロプチミスト南国(岩井英子会長)が建てた「やなせライオン記念碑」も除幕。6年生の高野真未さん(12)が「学校の自慢がまた一つ増えて皆が喜んでいます」とお礼を述べた。
「お宝発見市」はフリーマーケットやバザーで盛況。地元の女性グループとやなせさんが共同開発した「ごめんのごめんしょうが飴(あめ)」は大人気で、用意した130袋はわずか30分で「売り切れごめん」に。
主催したごめん町まちづくり委員会の西村太利委員長は「やればできるという自信が住民に芽生えてきた。女性の力も大きかった。今後もはがきコンクールや『お宝発見市』など力を合わせて続けていきたい」と話していた。
【写真上】絵本「やさしいライオン」のモデルとなった石像横に建てられた「やなせライオン記念碑」(後免野田小)
【写真下】やなせたかしさんらによって除幕された「ごめん駅でごめん」の歌碑(南国市のJR後免駅)
2004年3月8日朝刊
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