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第6回まんが甲子園速報・第二日

期間:1997年8月2日(土)〜3日(日)

場所:高知ぢばさんセンター        決勝への通過作品

8月2日夜〜3日朝

敗者復活戦は徹夜体勢

 2日から3日にかけ行われた敗者復活戦では、北海道の函館ラ・サール、愛知の工芸、和歌山の新宮、広島の千代田豊平、福岡の博多女子の5校が勝ち抜けた。

 敗者復活戦のテーマは「ボランティア」。期限は3日朝までとあって、各校それぞれのブースにこもって、徹夜態勢で知恵をしぼりあった。眠そうな表情が目立つ"ペン児"たちは、それでも決勝への進出が決まると、仲間の肩をたたきあって大喜び。やなせたかし審査委員長から決勝のテーマ「携帯○○」が発表されると、気合いを入れ直して、再び作品の製作に取りかかった。

 一方、惜しくも敗れた生徒たちには、審査委員のメンバーが特設ステージで、作品ごとに丁寧に講評。「私はこの作品を推したんだが」という声が相継ぎ、やなせ審査委員長は「甲乙つけがたく、タッチの差。やはり追いつめられて描いた方がいいものができますね」と総括していた。

 【写真】惜しくも敗れ去った学校には、審査員が丁寧な講評



分校の女子5人が健闘
   広島・千代田豊平

 出場校の中で唯一の分校、広島県立千代田高・豊平分校。全校生徒二十七人という小さな高校だが、地元の期待を一身に集め女子五人で健闘、見事に決勝戦に進出した。

 五人全員、同校の「アニメ、漫画同好会」のメンバーで、三年生一人、他は一年生。まんが甲子園への出場を夢見て、四月に結成されたばかりのフレッシュチームだ。

 同好会結成のきっかけは、地元の中学校との情報交換会。「高校生になったら、漫画をやりたい」と夢を語る生徒がいると聞いた浦崎正美教諭が、この生徒たちが入学した後、早速、まんが甲子園のことを調べて、紹介。三年生にも呼び掛け同好会を作った。

 会ができてからは「まんが甲子園出場!!」を合言葉に漫画の腕を磨く毎日。一方で、老人ホームの一角に楽しい絵をかいたり、保育園で紙芝居を作ったりするボランティアも続けている。

 念願かなって初応募、初出場となった。「優勝して、同好会をクラブに昇格させる」のが新たな目標だが、第一次競技ではあえなく落選…。

 敗者復活戦のテーマ「ボランティア」に、「出てほしくなかったテーマ…」と、いっとき肩を落としていた豊平ペン児だが、すぐに気を取り直し、「逆境には強いんです!」。決勝進出への厚い壁をどう乗り越えるか、小さな分校の闘いは夜遅くまで続いた。

 【写真】満足いく仕上がりに、思わず拍手の千代田高豊平分校




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