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2005年6月25日(土)<朝刊>
まんが甲子園に300校参加 高知市で予選審査
今夏、高知市で開催される「第14回全国高等学校漫画選手権大会(まんが甲子園)」の予選審査が24日、県庁正庁ホールで始まった。
応募総数は、秋田、石川県を除く45都道府県から300校と、昨年より18校減った。今年は運営の簡素化のため、これまで本県と東京で行われていた審査を本県だけで行い、本選出場30校を決定する。
今年の予選テーマは「ありがとう」と「個人情報」のどちらか。レオナルド・ダビンチの「最後の晩餐」をモチーフに、使徒たちがキリストに「おごりですか」と礼を言う作品や、歴史上の人物の功績が黒く塗りつぶされた教科書など、高校生らしい発想の作品が並んだ。
日本漫画協会理事の牧野圭一さんや漫画家のくさか里樹さんら7人が審査。「またアリが10匹ネタや」と、予想通りの作品を見て笑い声も。
今回が初審査となったくさかさんは、「絵が丁寧。つい爆笑してしまう作品もあった。迫力があり、本物の甲子園に負けない情熱が伝わってくる」と話していた。
同日で100校に絞り込んだ。25日には本選出場の30校が決定。同日夕、各校に本選出場のうれしい知らせが届く。
【写真説明】ずらりと並んだ力作300作を審査する審査委員(県庁正庁ホール)
賞金半減「いけない」 やなせさんが資金提供
財政難のため、県がまんが甲子園の賞金を半額にしたことに対し、やなせたかしさんが「それはいけない」と資金提供を申し入れていたことが24日分かった。県文化推進課によると、金額は100万円ずつ2年間。賞金額を以前に戻した上、余ったお金で非入賞校に記念品を贈る案などが考えられている。
財政難に伴う簡素化策として、県はことしのまんが甲子園から▽東京でも実施していた審査を高知だけにする▽入賞校の副賞を半額(最優秀校は30万円から15万円)にする▽参加費を値上げする――方針を決めた。それを聞いて心を痛めたのが、開始当初から審査委員長を務めるやなせさん。
やなせさんはこう振り返る。
「県財政がつらいから東京での審査をやめるというのは致し方ない。しかし賞金を減らすのは…。参加する人たちにとっては高知県の財政なんて関係ない。みっともないし、高校生が悪い印象を持って帰るのはよくないじゃないですか」
とにかく賞金額だけは戻したいと考えた。で、「僕が出しましょう」。
賞金を元に戻すために必要なのは40万円。残りの60万円は、「それもまんが甲子園のために使って」と注文した。
意向を県に伝えたのが5月18日。それを受けて、県文化推進課が1カ月がかりで60万円の使い道を検討した。考えたのは(1)入場行進の時のプラカードに絵を描いてもらい、人気投票する(2)入賞できなかった学校に記念品を贈る――など。
同課は「やなせ先生の考えを受けて使い道を決めた」と話している。
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