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1998年6月27日(土)
2次審査 出場30校決まる
第七回全国高等学校漫画選手権大会(まんが甲子園)の予選第二次審査が二十六日、東京・霞が関の商工会館で行われ、本選大会に出場する三十校が決まった。県勢は三校。小津が二年連続で出場を果たし、高知商業と梼原はうれしい初出場。常連校の岡豊は惜しくも選から漏れ、第一回からの連続出場は六回で途切れた。本選は八月八、九の両日、高知市布師田の高知ぢばさんセンターで開かれる。
予選のテーマ(選択制)は「達人」と「ルール」。第二次審査では、第一次審査をパスした百校の作品を対象に、はらたいらさん、牧野圭一さん、矢口高雄さん、いがらしゆみこさんら十一人の審査員がふるいに掛けた。
「絵そのものやテクニックは着実に進歩している」というのが審査員に共通した選評だが、一方では「セリフに頼るものが多過ぎる」「アイデアにもうひとひねり欲しい」という辛口のコメントも。
やなせたかし審査委員長は「ドロボウとか桃太郎とか、なぜこんな古風な素材を、という作品も一部にはあり、真新しい視点が少ない気もする。ただ、新鮮な画風が登場してきているのも確か」と総評。本選での奮闘に期待を寄せた。
本選出場校は次の通り。
【北海道ブロック】北広島、留萌、滝川、恵庭北
【東北ブロック】黒石、八戸聖ウルスラ学院(以上青森)、千厩(岩手)、西仙北(秋田 )、酒田中央、山形工業(以上山形)
【関東ブロック】浦和学院(埼玉)、芸術(東京)
【中部ブロック】富山第一(富山)、上田(長野)、名古屋西(愛知)、高田学苑高田(三 重)
【近畿ブロック】京都高等工芸(京都)、箕面自由学園、大阪教育大付属池田校舎、大阪電 気通信大(以上大阪)、新宮(和歌山)
【中国ブロック】川本(島根)、高梁工業(岡山)
【四国ブロック】吉田(愛媛)、小津、高知商業、梼原(以上高知)
【九州ブロック】九州産業大付属九州(福岡)、宮崎西(宮崎)、昭和薬科大付属(沖縄)
【写真】本選大会出場の30校を厳選したまんが甲子園の第2次審査(東京・霞が関の商工会館)
1998年6月24日(水)
1次予選通過100校が決定
若い感性とアイデア満載の楽しい作品がどーんと集まって第七回全国高等学校漫画選手権大会(まんが甲子園)の予選第一次審査が二十三日、県庁正庁ホールで行われた。今年の応募は過去最高の三百六十七校。日本漫画協会理事の牧野圭一さん(60)=千葉県船橋市=ら五人がじっくりと選考し、二次審査に進む百校を選んだ。
「達人」「ルール」のどちらかのテーマを選び、一校が一点ずつ、B4判の大きさに自由にかいた作品を応募。福井を除く四十六都道府県から応募があり、応募校数は、過去最高だった第三回の三百十三校より五十四校、昨年より五十八校も上回った。
切り口、作風はさまざま。女子高生が「あたしたちが、ルールって感じぃ―」と日本列島に立ち上がって威張ったり、待ちわびていた白馬の天使が実は醜男(ぶおとこ)で、「これもルールだしぃ」とあきらめたり。
果たし合いの敵にギターで斬(き)りかかって「おぬし、ふざけておるのか?」と敵を嘆かせる武士や、「娘を襲っている男を斬る」と見せかけて、実は「娘にたかっているハエをはしで取ってやる」宮本武蔵も登場。とぼけた味、ユニークな表現力で審査員をうならせた。
手にした札を置こうか、やめようか。審査員が考え込むのは度々。牧野さんは「年々力強さ、パワーを感じる。審査をしていて楽しいし、すごく迷う。インドとパキスタンの核開発に世界中がレッドカードを出すものなど、完成度の高い作品も多かった。凝り過ぎたり、あれこれ詰め込み過ぎてテーマが散漫なものがあったのは残念だった」と総括した。
選ばれた百点は、二十六日に東京で審査委員長のやなせたかしさんら十一人が第二次選抜。三十校が、八月に高知市布師田の高知ぢばさんセンターで行われる本大会に出場。当日与えられたテーマで、高校生の漫画日本一を競う。
【写真】審査員も1点、1点、じっくりと吟味。真剣に若い感性の可能性を探った(県庁正庁ホール)
1998年6月17日(水)
作品開封始まる 応募数過去最高に
第七回全国高校漫画選手権大会(まんが甲子園)の応募作品の開封作業が十七日朝、高知市丸ノ内二丁目の県庁北庁舎で始まった。この日の午前中までに事務局の手元に届いた作品は過去最高の三百十九校で、担当職員は「やった!やった!」と大喜び。「締め切り日の十五日消印のものがまだ届くと思う、三百五十校ぐらいになるのではないか」と期待している。
「まんが甲子園」は県などが主催しており、ことしは八月八日、九日に高知ぢばさんセンターで開かれる。県は四月半ばに全国の高校や養護学校、高専など六千百二十七校に応募要項を発送していた。
応募作品は五月下旬から届き始め、締め切りの十五日を過ぎても、同日消印のものが続々。この日も開封作業に取り掛かる直前になって、郵便物の束がどさっと到着。前日まで百四十六校だったのが、一気に三百十九校となり、第三回(三百十三校)を上回る過去最高の応募数となった。
郵便物を数えていた担当の文化環境政策課の職員は、過去最高と分かると「うわー、やったー!」と思わず小躍り。ほかの職員からも拍手が起きた。
「応募が少なそうな県には足を運んで参加をお願いした。努力が実った」「まんが甲子園も定着してきた。高校生の熱いものを感じます」と職員たち。開封作業はてきぱきと進められ、作品のサイズや名前が次々チェックされた。
ギャグやアニメ路線、劇画タッチと、作風はばらばら。プロフィルもクラブ員の顔を漫画で描いたり、書類いっぱいに「初参加です。高知に行かせてください。がんばらせてください」と大書したものも。楽しい作品が次々と現れた。
第一次審査は二十三日に県庁正庁ホールで行われ、百校を選抜。さらに第二次審査が二十六日に東京で行われ、勝ち抜いた三十校が本大会へ出場する。
【写真】応募数は過去最高。開封作業もてきぱき進められた(県庁北庁舎)
1998年4月8日(水)
今年は8月8−10日に
第七回全国高等学校漫画選手権大会(まんが甲子園)が、ことしは日程を一日延長して八月八−十日の三日間の日程で開催される。七日に開かれた「あったか高知」まんがフェスティバル実行委員会(入交太二郎会長)で決まったもので、八月八、九日の本選大会に加え、十日に新しくよさこい祭り見学が組み込まれる。
「まんが甲子園」は、漫画王国・土佐を全国にアピールしようと、県などが平成四年から開催。昨年は四十五都道府県の三百九校から作品が寄せられ、沖縄県の昭和薬科大学付属高等学校が最優秀賞に輝いた。
実行委員会は高知市本町五丁目の高知共済会館で委員十人が出席して開かれ、ことしの予選テーマと大会日程を協議。参加校から毎年「土佐観光を楽しみたい」という要望が強いため、ことしは日程を一日追加してよさこい祭りを見学してもらうことを決めた。
応募は一校一チーム(五人)で、予選テーマは「ルール」と「達人」のいずれか。二回の予選審査を行い、応募校の中から三十校を選抜。高知ぢばさんセンターで開く本選大会に招待する。
大会当日は八日の一回戦で十五校を選抜。九日に敗者復活戦で選ばれた五校を加えた二十校で決勝戦を行う。
【写真】「まんが甲子園」の日程などを協議した「あったか高知」まんがフェスティバル実行委員会(高知市の高知共済会館)
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