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2003年8月9日(土)
まんが甲子園決勝戦始まる テーマ「オンリーワン」
高知市九反田の市文化プラザ「かるぽーと」で開かれている第12回全国高等学校漫画選手権(まんが甲子園)は最終日の9日、敗者復活戦で高知東工業高、土佐女子高の県勢2校を含む5校が復活し、20校で決勝戦がスタート。選手たちは「オンリーワン」をテーマに、ペン児日本一へ最後の力を振り絞った。
8日の1次競技で、本選出場の30校のうち、まず15校が決勝進出の切符を手にした。残る15校は敗者復活戦のテーマ「やっぱり」を夜を徹して仕上げ、復活へ望みをつないだ。選手たちは「やれることはやった。あとは天命を待つだけです」。徹夜明けで目を真っ赤にしながらも充実感を漂わせた。
午前10時から敗者復活戦の結果発表があり、県勢2校のほか、函館白百合学園高(北海道)、北大和高(奈良)、有田工業高(佐賀)が「よっしゃー」と起死回生のガッツポーズ。一方、望みを断たれたチームからは「あー」とため息が漏れた。この後、決勝進出の20校の代表がステージへ上がり、「最高の作品を仕上げます」「優勝目指します」などと決意を語った。
テーマ「オンリーワン」が発表されると、会場の拍手を受け、20校の選手たちはそれぞれのブースへ。気合を高め、5時間半に及ぶ最後の戦いに臨んだ。
【写真】決勝のテーマは「オンリーワン」。日本一目指して最後の戦いが始まった(高知市の「かるぽーと」)
土佐女、高知東工が復活
本県の土佐女子高と高知東工業高が見事、復活した。ともに1次競技での反省を存分に生かし、決勝戦への切符をつかんだ。
両校とも1次競技の敗因に挙げていたのが“ネタ”だった。1次敗退後、「簡潔に」を合言葉に再起を誓った土佐女子高。8日夜は、敗者復活のテーマ「やっぱり」について、それまで考えていた内容を再考。ネタを深く考え過ぎていないか、構図はどうか…。
高知東工業高も同じ。「やっぱり」は自信のあるテーマだったが、「またかぶったら…。同じになる怖さがあった」と3年生の谷岡省季君。1次競技で他校と同じ内容になってしまった苦い経験が、メンバーの頭をよぎった。
結局、両校とも当初のネタを微調整。ただ再考した分、両校とも作業は未明まで続き、「3時間ぐらいしか寝ていない」の声も。その結果、土佐女子高は海洋深層水ネタで、高知東工業高は他校にも扱われやすい環境問題を独自の着眼点で切り取って勝負を決めた。
土佐女子高2年の宮川唯さんは、初めての徹夜に近い作業だったが、「報われたいとの思いが実った」とにっこり。決勝のスタート直後、土佐女子高のメンバーがそろって高知東工業高のブースへ激励に訪れる場面も。同じ敗者復活を勝ち上がった“同士”として、「頑張りましょう」と握手を交わして健闘を誓った。 |