奈半利川西岸河口、中芸5町村の中心に位置する。背後に控える山林資源の開発により藩政時代中期から藩の御用商人が集まり、郡の奉行所、藩校田野学館が開かれるなど安芸郡の政治経済文化の中心地として栄えた。現在も中芸広域連合の事務所が置かれるなど、地区の中核をなしている。
現在の主要産業は古くからの伝統を誇る木材製材業と、ナス、ミョウガなどを中心とする施設園芸。また、大敷網や一本釣りなどの沿岸漁業も行われている。いずれも近年不振で、行政は情報化を推進、新たな方向を模索中だ。
町内には、豪商岡家が藩主の宿泊所として建てた岡御殿、幕末、武市半平太の助命嘆願をとがめられ処刑された二十三士の殉節地、元総理大臣の浜口雄幸の旧邸などが残り、見どころが多い。
中芸4町村の合併へ「安田町・田野町・奈半利町・北川村合併協議会」が平成15年4月に発足。同年11月、合併後の名称を「中芸町」に決めた。合併目標期日は17年2月1日。
【写真】殿様だけが通行可能だった御成門(田野町西町)
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