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高知県中央部の横倉山を中心に古くから開けた町。秋にはコスモスが咲き誇る町としても知名度を上げている。横倉山は修験の場として歴史が古く、平安中期には、大和国から蔵王権現を勧請して、横倉山は役小角(えんのおづぬ)開基の修験道の霊場として栄えたとされる。
地域には安徳天皇をはじめとする“平家落人伝説”が残る。安徳帝は高倉天皇と平清盛の娘建礼門院徳子の間の皇子として源平争乱期に生まれ、弱冠3歳で天皇位についた。伝説によると、檀ノ浦合戦ののち、四国へ秘かに落ちのび、横倉山にたどり着いたが、23歳で無念の死を迎えた。山は御陵参考地として宮内庁の指定を受け、町内には「耳無し芳一」伝説も残る。
日本で最も古い地質帯に属する横倉山は、4億年以上前の日本最古の化石を含む石灰岩がある。頂上付近には原生林も残り、数多くの種類の植物が自生している。若き日の牧野富太郎博士の研究フィールドでもあった。山腹には建築家、安藤忠雄氏設計の「横倉山自然の森博物館」があり、自然を愛する人のみならず建築を志す若者の来訪も多い。
【写真】秋の「宮の前公園」。コスモスが訪れる人の目を楽しませる
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