明治28年の町制施行は県内最古。仁淀川の豊富な水量を背景に近世以降、基幹産業として製紙業が発達。現在、20数社が機械製紙工場を操業、県内生産高の約5割を占めている。
「伊野の大国さま」椙本神社では毎年、大勢の参拝客が古式福俵を求める「春の大祭」、稚児行列と八角形漆塗りみこしが練り歩く「秋の大祭」などの伝統行事を開催。
八代の農村歌舞伎は約300年とされる歴史を誇る伝統行事で、回り舞台は国の重要有形民俗文化財。毎秋11月5日の大祭に合わせ青年団員が歌舞伎を奉納、「白浪五人男」などの演目に、観客から拍手かっさいがわき起こる。
ゴールデンウイークの風物詩として定着した水中こいのぼりは、平成7年の町制百周年記念事業の一つとしてスタート。200匹前後の紙こいのぼりが仁淀川を泳ぐ風景が、多くの写真愛好家を引きつける。仁淀川では近年、釣り具メーカーが主催するアユ友釣り日本一を決める大会も開催された。
13年には、土佐和紙の一つ「土佐典具帖紙(てんぐじょうし)」の制作技術が重要無形文化財に指定され、、その技術を受け継ぐ手漉(す)き和紙職人、浜田幸雄(さぢお)さん=神谷=が県内で初めて、人間国宝に認定された。
平成16年10月1日、旧・吾川郡吾北村、旧・土佐郡本川村と合併し、新町名「いの町」となった。
【写真】紙のこいのぼり200匹が水中で気持ちよさそうに泳いでいる(伊野町の仁淀川)
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