坂本 まゆみさん(37) 高知市
歯科(しか)衛生士(えいせいし)は、病院(びょういん)でいう看護師(かんごし)さんで、歯医者(はいしゃ)さんのアシスタントをしています。生まれてから死(し)ぬまで、一生付(つ)き合う歯。ブラッシングや食(しょく)生活(せいかつ)の指導(しどう)、汚(よご)れが固(かた)まって自分(じぶん)では取(と)れなくなった歯石(しせき)取りなどをして、できるだけ自分の歯で、おいしく食(た)べられるようにサポートをします。
大家族(だいかぞく)で育(そだ)ったせいか、誰(だれ)とでも話ができるタイプ。医療(いりょう)関係(かんけい)の仕事(しごと)をしていた親せきがいたこともあって、小学校高学年のころから興味(きょうみ)がありました。資格(しかく)は国家(こっか)資格で、食べ物(もの)と口の関係や口や歯の専門的(せんもんてき)な勉強(べんきょう)などをして取りました。
私は今は、リハビリ中の方が入院している病院で働(はたら)いています。病院では、朝、昼、晩(ばん)の歯磨(はみが)きチェックのほか、本人や家族、病院スタッフに対(たい)する技術(ぎじゅつ)のアドバイス、実技(じつぎ)研修(けんしゅう)などを行います。
高齢者(こうれいしゃ)の方は、口から直接(ちょくせつ)食べて、体力をつけてもらわなければなりません。また、口を不潔(ふけつ)にしていると、人とのコミュニケーションに支障(ししょう)が出て、ご飯(はん)もおいしく食べられないし、肺(はい)に口の中のばい菌(きん)が入って、肺炎(はいえん)を起(お)こしてしまうこともあります。
にもかかわらず、口のケアは後回しになりがち。手遅(ておく)れになる前に、早い時期(じき)に口の衛生にかかわることができるので、患者(かんじゃ)さまの家族からも喜(よろこ)んでもらえます。
話す、食べる、息(いき)をする役割(やくわり)を持(も)つとても大切(たいせつ)な口。小さい時からのケアはとても大事(だいじ)です。寝(ね)ている時は特(とく)にばい菌が増(ふ)えるので、寝る前には歯を磨き、ご飯をよくかんであごを鍛(きた)えてくださいね。
【写真】ブラッシングをする坂本さん(高知市北本町1丁目の仕事場)
(高知新聞 2004年4月11日朝刊)
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