高知新聞
天気追加:
地震情報
台風情報
中部の天気
東部の天気
西部の天気

高知のニュース
国内・国際ニュース
おすすめトピックス

高知新聞購読申し込み

携帯サイト
iPhone版も登場!
坂本龍馬の部屋

とさあち
いちの土佐
おすすめグルメガイド

ピックアップ
楽しもう英語 English is Fun!!
岩崎四代物語
高知ファイティングドッグス

まんが
きんこん土佐日記web版
単行本7巻発売!
にゅーすけっち

病院・診療所 診療科目ガイド

ミュージアムマップ
イベント情報

音声ブラウザーご使用の方へ

47clubでお買い物

Google


 
高新写真コンテスト募集
声ひろばなど投稿
記事データのご利用
後援申請の用紙
サイトからのお知らせ


高新住宅総合展示場ライム

土佐いごっそう倶楽部

47news

釣りタイムズ
地球33番地公式サイト

企業情報
高知県内リンク










Newspaper In Education





















先輩にインタビュー

新聞記者
多様な価値観に触れたい
井上 学さん(26) 高知市

インタビューをする筆者。時々、話題が脱線してしまいます(高知市本町3丁目の高知新聞社)  新聞(しんぶん)記者(きしゃ)は、日々社会で起(お)きている事件(じけん)や出来事(できごと)などを取材(しゅざい)し、新聞に記事(きじ)を書いたり、集まった記事を新聞の形に整(ととの)える仕事(しごと)をしています。

 新聞は政治(せいじ)、経済(けいざい)、文化(ぶんか)、スポーツなど、さまざまなニュースを扱(あつか)っているので、それぞれの分野(ぶんや)を専門(せんもん)に取材する部署(ぶしょ)があります。

 私の所属(しょぞく)する社会部には30人近い部員(ぶいん)がおり、事件・事故(じこ)などを担当(たんとう)する「警察(けいさつ)」、特定(とくてい)の分野に縛(しば)られない「遊軍(ゆうぐん)」、教育(きょういく)全般(ぜんぱん)を扱う「教育」の3つの班(はん)に分かれて取材しています。私は教育班でこども高知新聞を担当しています。

 新聞記者は事実(じじつ)をありのまま読者(どくしゃ)に伝(つた)えるのが役割(やくわり)です。報道(ほうどう)は偏(かたよ)らず中立に、常(つね)に社会的(しゃかいてき)に弱い立場の人の視点(してん)に立って物事(ものごと)を見ることが大切です。権力(けんりょく)を持つ人間の大きい声は世(よ)の中に流れやすく、発言(はつげん)力(りょく)を持たない多くの人たちの声はそれにかき消(け)されてしまうからです。

 私は記者になってもうすぐ2年が経(た)ちますが、これまで失敗(しっぱい)ばかり。台風の日に寝坊(ねぼう)して大遅刻(だいちこく)し、取材に出たらカメラを雨にぬらして壊(こわ)してしまうなど、失敗例(れい)は枚挙(まいきょ)にいとまがありません。いつも何かやらかして先輩(せんぱい)や上司(じょうし)から怒(おこ)られています。

 人の痛(いた)みを自分のものとして感(かん)じ、社会に問題(もんだい)を訴(うった)え掛(か)ける新聞記者の姿(すがた)に憧(あこが)れてきましたが、道のりはまだまだ遠(とお)いなぁと、日々反省(はんせい)しています。

 初(はじ)めて社会部に配属(はいぞく)された時、先輩記者たちが忙(いそが)しく立ち回る中、自分は何をしたらいいのか分からず、机(つくえ)でぼんやりしていました。すると、上司から「何しゆうがな。行ってこい」と言われ、訳(わけ)も分からず取材に行かされました。

 写真(しゃしん)の撮(と)り方も、質問(しつもん)の仕方(しかた)もよく分からず、現場(げんば)でおろおろしていると、電話がかかってきました。「早う帰らんと、書く時間ないぞ」。その言葉(ことば)に焦(あせ)り、会社に駆(か)け戻(もど)りました。

 記事を見よう見まねで書いて上司に渡(わた)すと、返(かえ)ってきたのは「新聞読みゆうか?」という厳(きび)しい言葉と、真っ赤に赤ペンで直された原稿(げんこう)でした。ショックでしたが、翌日(よくじつ)の紙面(しめん)に写真と記事が掲載(けいさい)されたときはとてもうれしくて、今でも切り抜(ぬ)いたその記事を大事に持っています。

 この仕事の楽しみは、たくさんの人と出会い、多様(たよう)な価値観(かちかん)に触(ふ)れること。70年間山奥(やまおく)で炭(すみ)を焼(や)き続(つづ)けているおじいさんから、戦場(せんじょう)で修羅場(しゅらば)をくぐったことや、山の木々一本一本の性格(せいかく)の違(ちが)いなどの話を聞いたときは人生の壮大(そうだい)さや、それを歩いてきた人の培(つちか)った英知(えいち)に、めまいを覚(おぼ)えるような衝撃(しょうげき)を受(う)けました。

 私は新聞記者としてはまだまだ生まれたての赤ん坊(ぼう)。もっと多くのものを見、人と出会って、一歩でも理想(りそう)の記者像に近づくために頑張(がんば)ります。

=おわり=

 【写真説明】インタビューをする筆者。時々、話題が脱線してしまいます(高知市本町3丁目の高知新聞社)

(高知新聞 2006年3月12日朝刊)


 「先輩にインタビュー」目次へ

こども高知新聞 目次へ

  高知新聞フロントページへ

Copyright 高知新聞 Kochi Shimbun  


 

サイトマッププライバシーポリシーネット上の著作権新聞購読お問い合わせ