鈴木 洋祐さん(28) 高知市
子どものころは模型(もけい)を作るのが好(す)きで、細かい部品(ぶひん)を工夫(くふう)したりするのが得意(とくい)でした。父がこの仕事(しごと)をしていたので、よく仕事場で遊(あそ)んでいました。中学生になると、休みの日に仕事を手伝(てつだ)うこともありましたね。
大学卒業後(そつぎょうご)、予備(よび)知識(ちしき)もあったなじみ深(ぶか)い仕事に就(つ)きました。専門(せんもん)の学校に通(かよ)ったことはありません。必要(ひつよう)な資格(しかく)はたくさんありますが、取得(しゅとく)には実務(じつむ)経験(けいけん)が必要なものがほとんど。資格はこの仕事を始めてから取(と)りました。
仕事は主(おも)に、家やアパートのお風呂(ふろ)や洗面所(せんめんじょ)などの水回りの器具(きぐ)の設置(せっち)や修理(しゅうり)、変更(へんこう)の工事(こうじ)。水を皆(みな)さんの家(いえ)まで運(はこ)ぶ給水(きゅうすい)管(かん)というパイプは、地中や建物(たてもの)の壁(かべ)の中など見えない場所(ばしょ)に通されることが多いので、水が漏(も)れたりすると面倒(めんどう)なことになります。水漏れや故障(こしょう)のない、確(たし)かな配管(はいかん)をするように心掛(こころが)けています。
家庭(かてい)で水が流(なが)れる部分(ぶぶん)に関(かん)しては何でも知っておく必要があるので、絶(た)えず新しい知識(ちしき)や技術(ぎじゅつ)を吸収(きゅうしゅう)していかなければなりません。大変(たいへん)ですが、貴重(きちょう)なライフライン(生活(せいかつ)に必要な水や電気(でんき)、ガスなどを送(おく)るシステム)の水道の工事を任(まか)せてもらえる仕事は魅力(みりょく)。
2、3年前に設備(せつび)工事のために地面(じめん)を掘(ほ)っていたら、現場(げんば)からかなり昔(むかし)のつぼのかけらが出てきました。その時は、調査(ちょうさ)のために一時工事がストップ。地面を掘るという配管工ならではのエピソードなのではないでしょうか。
技術者(ぎじゅつしゃ)としての腕前(うでまえ)はもちろんですが、お客(きゃく)さまやさまざまな業界(ぎょうかい)の人とコミュニケーションを取らなければいけません。知識とともに信頼(しんらい)される人柄(ひとがら)を身(み)に付(つ)けることが大切(たいせつ)だと思います。
【写真説明】配管システムを組む鈴木さん(高知市桜井町1丁目の仕事場)
(高知新聞 2004年11月14日朝刊)
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