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高知市百石町2丁目の潮江小学校と同市高見町の潮江南小学校では3年生以上(いじょう)が週に一度(いちど)、総合的(そうごうてき)な学習(がくしゅう)の時間(じかん)を使(つか)って、中国語(ご)の学習に取(と)り組んでいます。全国(ぜんこく)でも、中国語の授業(じゅぎょう)を行(おこな)っている小学校は珍(めずら)しいそうです。
■切り絵あざやか
潮江小学校の特別(とくべつ)教室(きょうしつ)は中国のお面(めん)や衣服(いふく)、色鮮(いろあざ)やかな飾(かざ)りでいっぱい。子どもたちが楽しく中国語について学べるように工夫(くふう)しています。
外国語指導員(しどういん)として同小の子どもたちに中国語を教(おし)えているのは、台湾出身(しゅっしん)の井上桜子先生。「最初(さいしょ)に比(くら)べて、子どもたちが中国に関心(かんしん)を持(も)ってくれるようになりました」と話します。
中国の文化(ぶんか)を学ぼうと3年生の子どもたちが「切(き)り絵細工(えざいく)」に挑戦(ちょうせん)しました。中国では、旧暦(きゅうれき)の正月にあたる「春節(しゅんせつ)」や結婚式(けっこんしき)などで、幸(しあわ)せを呼(よ)ぶ文字や絵を切り抜(ぬ)いて、家(いえ)の壁(かべ)や窓(まど)に飾る習(なら)わしがあります。家の中をにぎやかに飾りつけることで、楽しい雰囲気(ふんいき)を作り上げるためです。
作ったのは「喜」という字。「喜」の文字を横に2つ並(なら)べた切り絵細工には、男性(だんせい)と女性の2つの喜びを表(あらわ)す意味(いみ)があり、結婚式のお祝(いわ)いの席(せき)で飾られるそうです。
子どもたちは金色の折(お)り紙を手にすると、まず紙を半分(はんぶん)に折ります。そして、さらにその紙を半分に折り曲(ま)げると準備(じゅんび)完了(かんりょう)。「喜」の右半分の字が書かれた型紙(かたがみ)を折り紙の上に置(お)いて、鉛筆(えんぴつ)でなぞります。そして、ハサミで字の周りの部分(ぶぶん)を切り取ると完成(かんせい)です。
ゆっくりと折り紙を広げると、「喜」の字が2つきれいに並んで、出来上がり。子どもたちは「家に帰って部屋(へや)に飾ろうっと」「いとこの結婚式の時にあげる」とうれしそうでした。
■いつか中国に
潮江南小学校では、校内(こうない)のあちらこちらに中国語があふれています。「職員(しょくいん)室(しつ)」「図書(としょ)室」など教室の名前が書かれた表示板(ひょうじばん)の裏側(うらがわ)には、中国語の表記(ひょうき)も書かれています。さらに、学校の掲示板(けいじばん)には日本語と中国語の両方(りょうほう)で書かれた今月の目標(もくひょう)も。子どもたちは、「中国語の字を見たら何となく意味(いみ)が分かるがやき」と話します。
同小では学期(がっき)に一度(いちど)、各(かく)クラスごとに「中国語発表会」が開(ひら)かれます。6年生は2人1組になり、中国語で会話をすることになりました。
きゅっと気分を引き締(し)めた子どもたちの声が教室に響(ひび)きはじめます。
「地球(ちきゅう)は大きい」「ボールは小さい」「お相撲(すもう)さんは太っている」「スーパーマンはやせている」。今まで学習した言葉(ことば)を使(つか)って、身(み)ぶり手ぶりを交(まじ)えながら、子どもたちは一生(いっしょう)懸命(けんめい)に会話を続(つづ)けます。そして、発表の最後(さいご)は「再見!」。
「大きくなって中国に行く時があったら、今習いゆう中国語を生かしたい」と女の子は笑顔(えがお)で話していました。
【写真説明】「うまくできたよ」。切り絵細工に挑戦して、中国の文化を学びました(高知市の潮江小)
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