|

「公表すれば立場危うくなる」 本部長が知事に“圧力”
橋本大二郎知事は十八日、県警捜査費の調査結果を県警の鈴木基久本部長に事前に説明した際、同本部長が「これを公表すれば知事(の立場)は危うくなる」と発言していたことを明らかにした。暗に調査結果公表の中止を迫っていたとも受け取れるが、橋本知事は「県の調査能力に疑問を持っての発言だろうが、県職員として(調査を)間違うことは常識的にあり得ない」と不快感を示した。県議会六月定例会散会後の記者会見で経緯などを説明した。
橋本知事によると、今月十三日午後に知事室で知事が、県側の調査結果と県警の内部調査との食い違いを鈴木本部長にただし、県議会六月定例会開会日の十八日に公表する方針を伝えた際の発言。通常は秘書課職員が同席するが、この日は二人だけだった。
鈴木本部長は「捜査のプロが県警の威信を懸けた調査」と県警の内部調査の正当性をあらためて強調し、公表の方針を伝えた橋本知事に対し「知事は危うくなる」「(調査結果公表は)取り扱いを慎重にした方がいい」と話したという。
橋本知事は本部長発言について「県警の調査に高い自信を持った上での県に対する忠告だったのだろう」とし、公表中止を迫る圧力を感じたかどうかについては、「私は誰に言われても圧力は感じない」と述べた。
ただ、知事から本部長発言の趣旨を聞かされていた県幹部からは、「政治家に対する一種の脅迫だ」と怒りをあらわにする声も出ている。
(2007年6月18日・夕刊)
高知県警捜査費問題トップへ
高知新聞フロントページへ
|