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県議会質問戦 捜査費問題答弁詳報 1日の県議会2月定例会の質問戦で、県警捜査費の特別監査結果について山本広明(自民)、吉良富彦(共産・緑心)、黒岩直良(新21県政)の3氏の質問に対する橋本大二郎知事と鈴木基久・県警本部長、鈴木朝夫・県公安委員長の主な答弁はそれぞれ次の通り。■橋本知事 ―監査結果報告をどう評価するか(山本氏) 県警に対する県民の信頼を損なうものだ。県警は組織全体の問題と重く受け止め、厳正に対処してほしい。信頼回復のため、きちんと説明責任を果たす必要がある。 ―知事は「県警が書類を全面開示し、監査委員の再審査を受けてはどうか」と発言しているが、その意図は(同) 組織の問題は自らの力で調査し、改める自浄作用がないと組織の再出発につながらない。ただ、捜査上の秘密と透明性確保の折り合いをつける必要がある。監査委員の守秘義務を強化したり、監査方法を工夫して、マスキング(黒塗り)なしで調査してもらい、結果を県民に説明してもらうのも一つの手法と考えた。 ■鈴木・県警本部長 ―監査結果をどう受け止めたか(山本氏) 不適正などと指摘されたことは厳しく受け止めている。 ―県民の反応をどう認識しているか(同) 総じて、厳しいものがあると認識している。 ―監査委員は(不正を証言した捜査員の)「犯人探し」をしないよう求めている(同) 捜査員や職員が不利益を受けるようなものにならないよう配慮する。 ―違法・不当と指摘されたものは、まず返還すべきでは(吉良氏) (そうした支出は)特定されておらず、直ちに返還すべきか判断できない。(監査結果の内容を)現時点で評価を下すのも適当でない。厳正な調査を行い、不適正なものであれば返還も含め適切に対応したい。 ―調査結果の公表はいつごろか(黒岩氏) 監査委員の指摘は、捜査費の執行年月日や所属など具体的な内容や指摘の根拠が明らかでない。今後も明らかにならなかった場合、調査に相当の期間を要する。現段階でいつ調査結果を取りまとめられるか答えかねる。一日も早く県民に説明できるよう努力する。 ■鈴木・公安委員長 ―監査結果報告は厳正な(内部)調査を求めている(山本氏) 私はいわゆる理系の思考過程で仕事をしてきた。100パーセント完全は不可能な目標であり、(監査結果の)結論付けは、理系の人間として慎重にならざるを得ない。報告書には(違法支出などとする)判断の根拠が示されていない。公安委員会として判断するには具体的な証拠や証明が必要だ。 ―公安委員会主導で調査するべきでは(同) 県警から調査の経過報告を受け、指導するなど管理機能を十分に発揮したい。公安委員会独自で調査する能力、機能はない。手勢がないと言い換えてもいい。 ―捜査費の使途の解明をするべきだ(吉良氏) 内部調査の過程で明らかになると考えている。 ―監査報告を「事実と受け止めていない」としているが(黒岩氏) 具体的な証拠や証明が示されない中で、直ちに100パーセント違法・不当である、不適正であるという結論をそのまま受け入れることには慎重にならざるを得ない、という趣旨だ。 (2006年3月2日・朝刊)
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