|

会計検査院報告 高知県警など 捜査費3900万円領収なし
(2004年11月10日・朝刊)
警察の裏金問題に絡み、会計検査院が警視庁や高知県警、北海道警など12都道府県警の37部署を抽出し、2003年度の捜査費計約2億4000万円を調べたところ、捜査協力者への謝礼など約1200件、計約3900万円分には領収書がなく、ある場合も大半は偽名だった。検査院は「不適切な会計処理は極めて遺憾」とし、具体的な再発防止策を求めている。
検査院によると、抽出した37部署で、謝礼は2654件、計約1億円が支払われていたが、うち1129件、約3600万円分は領収書がなく、張り込みなどに使う捜査拠点の借り上げ費でも276件、計約2000万円のうち、66件、計約300万円分の領収書がなかった。
添付された領収書1735枚も、警察側は偽名がかなりあると説明したという。
警察庁は以前、捜査協力者の本名で領収書を書くと危険が及ぶとして偽名の使用を認めていたが、裏金づくりの温床になるとの批判から、今年4月に廃止した。
一方、全国の警察で1998―2003年度、長期捜査終了後などに捜査員らを慰労する「激励慰労費」として総額約4億8000万円を支出。うち11都道府県警の02―03年度の実態を調べると、捜査幹部が立ち会わなかったり、警察施設以外で飲食したりして、警察庁の指導を守っていないケースもあった。
北海道警北見方面本部警備課の裏金は、昨年7月の検査院の調査がきっかけで発覚した。警察側はその際、領収書の偽造などで偽装工作したことが既に判明しており、検査院は今年9月に再調査。複数職員の関与を確認し、報告書で「組織的に説明責任を回避しようと図ったもので極めて遺憾な事態だ」と厳しく批判している。
高知県警捜査費問題トップへ
高知新聞フロントページへ
|