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不正あれば予算停止 浅野・宮城県知事に聞く(2003年8月18日・朝刊)
【写真説明】浅野史郎宮城県知事 浅野知事は8月12日、県庁知事室で約40分間にわたって本紙記者のインタビューに応じ、報償費に疑問を持ったきっかけや、現在の心境などを語った。 浅野知事はまず、仙台市民オンブズマンが提訴した報償費の公文書開示訴訟に触れ、「被告は私だが、報償費がどのように執行されているか全く分からない」と強調。裁判を進めていく上で、報償費への理解を深めるためには「一線の捜査員に聞く必要がある」との考えを示した。 県警が面談を拒否したことに対して「理解不能」と強い不快感を示し、「県警は『捜査員の士気にかかわるから』を理由にしているが逆だ。現場の苦労を聞いてくれるんだったら、むしろ聞いてほしいと思うのが当たり前だ」と批判した。 情報公開請求に対して開示するかどうかを判断する県警の第一次判断権を見直すことや、県警への報償費を執行停止することについては、現状では「できない」としながらも、仮に報償費に関して一点でも不正が確認されれば、「判断権を与える理由もないし、執行停止は当たり前だ」と述べた。 さらに、自らが要求し、9月上旬に結果が出る監査については、「監査に口を出した、と取られるのは不本意」としながらも、「一般論として監査委員の存在意義が問われている」との認識を示した。 一方、宮城県警は一連の報償費問題に関する本紙の取材に対して、「監査に対して真摯(しんし)に対応中で、コメントは差し控えたい」としている。 宮城県警の捜査費問題 仙台地裁は今年1月、仙台市民オンブズマンが宮城県警の犯罪捜査協力報償費(捜査費)の公文書開示を求めた訴訟の判決で、毎月の同県警の部署ごとの報償費収支合計額の公開を命じた。 同県警は浅野史郎知事に控訴を求めたが、知事は「報償費に対するイメージが持てない」などを理由に、控訴の条件として報償費の執行に関係した捜査員との面談を再三にわたって要求した。 同県警は「捜査上の秘密」「捜査員の士気に影響を及ぼす」などとして知事の要求を拒否。浅野知事は毎月の報償費合計額の開示については控訴せず、その他の部分について控訴した。 さらに浅野知事は3月、「(報償費)執行状況の確認のためには、ほかに取る手段がない」として同県警に関する異例の監査を請求。現在、県監査委員が監査を実施しており、9月上旬に結果が報告される予定。
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