
日曜日の午前中は、特に用事がなければ教会の礼拝に参加しています。米国ミズーリ州のコロンビア市内にある「クリスチャン・フェローシップ」という、参加者の宗派を特定せず礼拝を行うバプテスト教会です。
アメリカ文化の理解とヒアリングの練習に、と通い始めたのですが、ゴスペルを歌ったり、牧師さんのお話を聴いて一週間を振り返ったり、留学生たちと交流したり。最近はもっぱらストレス解消のため、ほとんど毎週、楽しみに通っています。
初めてこの教会に私を連れてきてくれたのは、留学生のためにボランティアで英会話教室を開いている、ボブとルーのスティーブンスご夫妻です。熱心なクリスチャンである彼らは礼拝後によく、留学生を自宅へ招き、昼食を振る舞ってくれます。
ママ・ルーの手料理やみんなで持ち寄ったものを食べながら談笑すると、勉強に追われる毎日や、日ごろのストレスを忘れてのんびりした気分になれます。
午後には約一時間、キャンパスでアメリカ人に日本語を教えています。日本語検定三級試験への再挑戦に燃えるマイクさんは、陸軍に勤める五十五歳の建築技師です。普段は政府のビルや道路を設計・建設したり、河川や湖の改修工事、汚染地域の浄化事業などをしているそうです。
車で約二時間のところにあるカンザスシティーに住んでいますが、週末は農場を営むお母さんを手伝うために、コロンビアで過ごしています。
初めて会った時、特に仕事で必要なわけでもないのになぜ日本語を勉強するのか尋ねてみたら、「面白いから」とあっさり答えてくれました。義務感からではなく、自分自身の楽しみのための勉強だからあんなに熱心なんだなあと感心。
サーフィンが好きで、以前来日した時に見た竹細工に興味があるというマイクさんに、仁淀川河口は全国的に有名なサーフポイントだということ、土佐市戸波には竹細工の伝統があることなどを話したら「退職後は土佐市に移住しようかな」ですって。遠く離れたミズーリでも、私は土佐市の人口増加に貢献(?)しています。
日本語を教えた後は大抵、大学のコンピューターラボか図書館で、宿題の仕上げと翌日の授業の予習です。課題を締め切り直前まで残すのは私だけではないらしく、金曜午後から土曜にかけては、がらがらのコンピューターラボが、日曜日は午後から深夜まで、学生で大にぎわい。
友人と偶然出会うこともしばしばですし、お互い勉強に追われる学生同士、不思議な連帯感さえ生まれて励みになります。予習のめどがついたら帰宅(大抵午後九―十時ごろ)。こうして私の日曜日が終わります。
(土佐市役所職員、米ミズーリ州立大コロンビア校留学中、コロンビア市在住)
【写真】留学生を昼食に招いてくださるボブとルーの夫妻=中央。日ごろのストレスを忘れるひとときです(米ミズーリ州コロンビア)
(平成14年6月21日付朝刊掲載)
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