|
前回は私の住んでいるフロリダについてご紹介しました。今回は、フロリダの自然環境や動物についてお話しします。
自然や動物が「おとなりさん」
3年前にフロリダに来ていろいろと驚いたことに「動物の多さ」があります。
これはフロリダに限らず、アメリカ全般に言えることなのですが、人間と、野生動物が非常に接近した位置を保っています。
自然全般についても同じです。都市部に近くても、自然がよく保護されているということです。ごみが少ないのも、ごみ箱があちこちに設置されており、簡単にごみ箱に持っていけるようになっていることと、ポイ捨てに関する条例が厳しい
こととの両方の効果でしょう。
高知に帰ると、種崎などにある数少ないごみ箱が山のようになっていて、がっかりすることがあります。もちろん個人が持ち帰るのが一番なのでしょうが、行政の方でももう少し力をいれればいいのではないでしょうか。
一般的に日本人はきれい好きで、東京の地下鉄などのきれいさは、ニューヨークなどに比べると雲泥の差ですが、自然景観の美しさを保つことにおいては、アメリカに軍配が上がると思います。
「水泳禁止 ワニが生息」
フロリダに引っ越してきてすぐの1年間は、アパートを借りて住んでいたのですが、このアパートの敷地が隣接する池がありました。ここは、商業地区に当たり、高知でいえば土佐道路のあたりをもっと規模を大きくした感じでしょうか。
この池に立て札があり、それには「水泳禁止。ワニが生息している。」と書いてあるのです。びっくり。ここフロリダでは、水のあるところにはワニがいる可能性があるといわれていて、たまに民家の庭に出没したりするらしいのです。しかし、ワニは野生保護動物なのでライセンスのある人しか殺したり、捕まえたりしてはいけません。
先日も、これを知らず民家に接近してきたワニを殺した人が逮捕されたという新聞記事が載っていました。人が殺されることは滅多にないのですが、油断は禁物です。高知の市立動物園がお城下にあったころ、あそこでじーっとして動かないワニをいつも見ていた私は「ワニ=のろま」だと思っていたのですが、これも大きな間違いでした。
こちらでワニ園に行ったとき餌を買って与えてみると(余談ですが、この餌、鳥の頭でも入っているかと思いきや、なんとふわふわのマシュマロだったのです!)その動きの速いこと!さっと動いてマシュマロをぱくっと食べては、またじーっとしています。この「じー」で獲物をだましてねらうのでしょうか。
他にも、このあたりには、イルカ、マナティー、アルマジロ、オポッサム(袋ネズミの一種)などがいます。「このあたり」というのは、本当に、このあたりで普通に生活していて見かけます、という意味です。釣り船に乗っていると、イルカはお茶目なので、船を追ってきたりします。
動物が住みやすい場所というのは、やはり人間にも住みやすいような気がします。お互いの共存を考えるのは、人間にもプラスになるのではないでしょうか。
【イラスト】こどものワニ(筆者の筆による)
|