初めまして。ジョーンズ・由紀子と申します。高知市で生まれ育ち、高校までは高知で過ごしました。アメリカ人の夫と結婚し、現在、合衆国のフロリダ州パームハーバー市に住んでいます。今回、この「フロリダ通信」を連載することになりました。これから日本で育った者が見たアメリカの日常やトピック、フロリダの風物を紹介していくつもりです。よろしくお願いします。 それではまず、ハロウィーンの話から。
壮観!!500匹のお化けたち
アメリカでは、毎年10月31日はハロウィーンという日です。もともとはキリスト教に関係する宗教行事らしいのですが、厳粛なところは何一つありません。子供達がさまざまな仮装をし、(もともとはお化けの格好をしていたのが、今はありとあらゆる仮装に広がっています)辺りが薄暗くなるころから近所の家々をまわり、「お菓子をくれないといたずらするよ!(Trick or treat!)」といっては、お菓子をせしめるのです。
1時間ほどすると随分の量のお菓子が集まります。大きめの子供になると枕カバー(アメリカのは日本のよりかなり大きめで、袋状になっている)を持ち歩き、それをいっぱいにするそうです。子供達を迎える家の方も、ほとんどがいろいろと凝った装飾を施しています。中には演出効果が凝りすぎて、かえって小さな子供が恐がってドアをノックできなかったりする事も。
なぜか多かった忍者
子供たちの衣装にも、その年の流行が反映されます。女の子なら、その年にはやったディズニー映画のヒロイン、男の子は、テレビ番組のヒーロー物を多く見かけます。今年は、なぜか忍者が一番多かったようです。もう少し大きくなると、グロテスクなマスクをかぶったり、女の子はお化粧をしたりとこれまた趣向が変わってきます。大人だって負けてはいません。多くのナイトクラブなどでは、仮装パーティーを開きますし、学校の先生までもが子供に混じって仮装したりもします。
長男、賢治の学校(幼稚園1年と小学校1年から5年生まで)でも仮装パレードがあるというので、見に行ってみました。賢治は幼稚園生なので、小さい子だけかと思ったら、なんと500人はいると思われる全校生徒が、思い思いの格好で仮装しているのです。それは壮観でした。
パレードの先頭は校長先生。とても魅力的な中年女性で、いつもお洒落な方なのですが、今日は山男のような格好をして、ガニ股で歩きながら、だみ声で「どいて、どいて、道開けてちょうだいな!」などと怒鳴っています。ますます好感を持ってしまいました。解散後も、校内はお化けやお姫さまでいっぱい。現実離れした楽しいひとときでした。
アメリカはこのハロウィーンを皮切りに11月下旬にある感謝祭、12月のクリスマスと続き、ホリデー気分が盛り上がっていきます。ではまた。
【写真】ハロウィーンの仮装風景。左から私、私の次男、渡海也(トミヤ)、長男、賢治。渡海也は一応クモ男。賢治は白忍者
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