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新浸水図で避難見直し 県南海地震津波検討会
県内の防災関係者による「県南海地震津波防災検討会」が15日、高知市丸ノ内2丁目の高知城ホールで開かれ、県が前日に発表した南海地震の新たな浸水予測図について市町村や関係機関に説明した。浸水予測区域から外れた地域の避難計画などをめぐって議論が交わされた。
県主催で、沿岸市町村や国土交通省、気象台、消防、警察などの担当者ら約100人が参加した。
新たな浸水予測は、沿岸25市町村の浸水の深さや津波到達時間を細かく分析。河川や陸での津波の遡上(そじょう)を考慮するなど精度が高まったことに伴い、高知市や四万十市をはじめ、多くの市町村で平成12年と14年に県が発表したシミュレーションよりも浸水予測地域が狭まった。
検討会では、県危機管理課が「このデータを基に現地を調査し、バッファゾーン(予測では浸水しないが、予測を超す津波の規模や動きによって浸水が予想される地域)を含めて避難計画を作成してもらいたい」と市町村に要請。
市町村からは「バッファゾーンはどう決めたらいいのか」「浸水予測地域が大幅に減ったので、避難地域も減らすことは可能か」などといった質問が出た。
これらに対し、同課は「過去の津波の痕跡や現場での調査結果などを見て、市町村で余裕を持たせて考えてほしい」「まず現地を調べてみて、住民と一緒に避難地域にするかどうかを決めてはどうか」と地域での協議を促した。
新たな津波浸水予測地図は近く、市町村役場やインターネットの県のサイトで閲覧できるようになる。
(2005年6月16日付朝刊掲載)