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南海地震に備えよう 県防災訓練に1250人
南海地震を想定した県総合防災訓練が5日、室戸市浮津の室津港ブロックヤード埋め立て地で行われ、約1250人が被災情報収集やライフラインの応急復旧など、本番さながらの作業を繰り広げた。
県民総合防災週間(1―7日)に合わせて県防災会議が毎年実施。30回目の今回、県東部の自治体や県警、自衛隊、消防団など50機関と地元住民らが参加した。
訓練は「マグニチュード(M)8・4の巨大地震が発生し、多数の家屋が全半壊。斜面崩壊や津波で県東部が孤立」との想定でスタート。道路のがれき撤去、県警ヘリによる被災地映像のリアルタイム通信などの訓練を同時に進めた。
埋没家屋・車両の救出では、チェーンソーなどを使って穴を開け、閉じ込められた人を救助。医療救護所でトリアージ(緊急・重症度に応じた優先順位の判定)の補助に当たった住民は「人名確認のひまもない」と運び込まれる負傷者の対応に追われた。自主防災組織の女性救護員は「担架を使った搬送方法や簡単な応急処置すら知らない人が多く、日常の訓練が必要」と話していた。
また、土のう積みや自衛隊ヘリによる消火活動など、風水害や林野火災を想定した訓練も実施した。初めて開かれた「地域防災フェスティバル」では、起震車や180ミリの時間雨量を体験できる降雨体験車も登場。防災クイズなども行われた。
【写真説明上】土砂に埋もれた車両から、人に似せた人形を救助する県警隊員ら(写真はいずれも室戸市浮津)
【写真説明下】消火用バケットを装着する陸上自衛隊ヘリ
(2005年6月6日付朝刊掲載)