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30年以内「50%」 南海地震発生確率を見直し
政府の地震調査委員会はこのほど、新たにまとめた南海地震の長期評価の中で、次の南海地震が30年以内に発生する確率を3年前に公表していた「40%程度」から「50%程度」に見直した。9月1日を起点にした分析結果で、地震発生が着実に近づいていることをあらためて示す内容となっている。
同委員会は、南海トラフで発生する地震の長期評価を平成13年に初めて発表。次の南海地震は過去の地震の周期やエネルギーの解放量から、昭和の地震(昭和21年12月21日)から90・1年後の平成49年と仮定し、今後の発生確率を算定していた。
それによると、当時の算定の起点は13年1月1日で、10年以内の確率を「10%未満」、30年以内を「40%程度」、50年以内を「80%程度」としていた。
今回は起点を今年9月1日に変更。発生確率を見直した結果、10年以内と30年以内の発生確率について、仮定の地震発生年に近づくため、それぞれ「10%程度」と「50%程度」に改めた。
また、南海地震と連動して発生するといわれる東南海地震の発生確率についても、3年前に発表された10年以内「10%程度」、30年以内「50%程度」、50年以内「80―90%程度」から、それぞれ「10―20%程度」「60%程度」「90%程度」に改めた。
発生確率の上昇について、高知大理学部の岡村真教授(地震地質学)は「地震調査委員会の長期評価は以前から5年程度ごとに見直されるだろうと言われてきた。見直せば当然数字は上がる。残された時間はだんだん少なくなっていく。あらゆる防災対策が急がれる」と話している。
(2004年12月31日付朝刊掲載)