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津波避難案内7基設置 大方町
南海地震による津波に備えようと幡多郡大方町はこのほど、津波緊急避難場所の案内板7基と海抜表示板50基を町内の沿岸部を中心に設置した。
同町は宝永4(1707)年、安政元(1854)年、昭和21(1946)年の南海地震で津波の被害を受けた。次の南海地震でも8メートルを超える津波が予想されている。
このため、同町では14年度から地区単位で自主防災組織を立ち上げ、避難訓練や各地区の防災マップ作りを進めている。その中で住民から「自分たちの住む場所の海抜を知りたい」という声が多く出たことから、避難場所の案内板と海抜表示板の設置を決めた。
区長や幡東消防署と設置場所を協議した上で、海抜表示板は主に沿岸部のごみ集積所や学校、集会所などに設置することに。津波緊急避難場所の案内板は浮津海水浴場や土佐西南大規模公園など観光客が集まる場所を選んだ。2月初旬から測量を始め、3月下旬に設置し終えた。事業費は約310万円。
いずれもアルミ製で、海抜表示板は40センチ四方。津波緊急避難場所の案内板は縦1メートル、横1・3―1・5メートルで、周辺の主な避難場所とその海抜、津波の際の心得などを表示した。
同町内では上川口、南郷、三浦の3小学校が16年度、県の防災教育モデル校に指定され、これらは防災教育の教材としても活用される予定だ。町総務課情報防災係は「自分たちの住む地域の海抜や、津波の危険地域を把握することは大切。看板を基に避難方法などを各地域で検討してもらえれば」と話している。
【写真】大方町役場の正面玄関に設置された海抜表示板=右=と津波緊急避難場所の案内板(同町入野)
(2004年4月14日付朝刊掲載)