夜の高知城を花と光で彩る「高知城花回廊」が1日開幕した。追手門から本丸へと続く道々や石段に土佐和紙の灯籠や生け花を配し、カラフルにライトアップ。天守閣も特別に夜間開放(有料)されており、日常とは別世界のお城が3日まで楽しめる。
高知市観光協会が「和で綴(つづ)る花と灯(あか)り」をテーマに毎年開いており、5回目。東日本大震災の影響で中止も検討されたが、「祈りと灯りの回廊」として開催することに。オープニングセレモニーでは、祝い太鼓や振る舞い酒などは自粛し、会場には義援金箱を設けた。
人出は例年より少なめだったが、県華道協和会による生け花などが白や青、緑や桃色の光線で浮かび上がり、幻想的なムードたっぷり。同市の男性(28)は「震災で気分がめいっていた。少しでも明るい気持ちになりたかった」と話し、友人と夜の散策を楽しんでいた。
(11年4月2日朝刊より)