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カンパチ 体長170センチ 重さ61.45キロ
どでかいカンパチ、釣ったどー! 土佐清水市足摺岬沖で二十日、全長約一・七メートル、重さ六一・四五キロのカンパチが釣り上げられ、案内役の船長らは「見たことない大きさ」「こりゃあ太い!」と口をあんぐり。
釣ったのは、高知市南御座の会社員、岩崎靖さん(30)。この日早朝、友人と足摺岬沖約二十五キロの通称「六の瀬」付近へ向かい、ルアーでカンパチを狙った。が、午前十時すぎまでの釣果はサバとハガツオ一匹ずつ。きょうはもう駄目か、とハガツオ狙いで細い竿(さお)に替え、ルアーを流し直した。
ズン! 何かに引っかかったような感触がしたのは同十時半ごろ。引いても引いても動かない。ところが、一分ほどして糸が少し動いたかと思うや、ぐんぐんと走り始めた。
「どうしたらえい?」
頭の中が真っ白になった岩崎さん。友人は「ゆっくり引き」とアドバイス。四十メートルほど出た糸を巻きながら格闘すること約三十分。やがて、巨大なカンパチが海面に「ぽっこん」と灰色の腹を見せ、三人掛かりでどうにかこうにか引き上げた。
「手も足もぶるぶる震えた。一時間ぐらい、へたりこんだ」。どでかい獲物に放心状態だった岩崎さん。カンパチを釣ったのは初めてで、しかも根元の太さ約一センチ、長さ一・七メートルという「しょぼーい竿」での大釣果。
「もう、最高! 記念の魚拓を取って、仲間と食べさせていただきます」。ぱんぱんに張った腕を回して、満面の笑みだった。
【写真】1人では持ち上げられないほどのカンパチを前に笑顔の岩崎さん(高知市大津乙)
(平成19年5月21日付夕刊) |