2017.05.02 08:15

自由奔放 高知FDマニー選手 高知で“らしさ”存分に

高知球場の売店の店員と気さくに記念撮影するマニー選手(高知市大原町)
高知球場の売店の店員と気さくに記念撮影するマニー選手(高知市大原町)
 高知ファイティングドッグス(FD)でマニー・ラミレス選手のプレーが見られる前期終了(5月下旬)まで、1カ月を切った。けがで欠場が続くマニー選手だが、3月上旬の高知来訪以来、グラウンド内外で“らしさ”を存分に発揮。米国で彼の自由奔放ぶりを表現する「Manny being Manny(マニーはマニー)」の言葉通りの姿を高知でも見せている。高知新聞記者がこれまでに遭遇した出来事をいくつか――。

高知球場の売店のうどんをネット裏でほおばる(高知市大原町)
高知球場の売店のうどんをネット裏でほおばる(高知市大原町)
 【その1】
 開幕を間近に控えた3月下旬のある日。FDのホームタウン、高知県高岡郡越知町で練習を終えたマニー選手が、記者に「君は車を運転するかい?」と尋ねてきた。「今日も運転してきたけど、どうしたの?」と聞くと、「(宿泊先の)ホテルまで送っていってくれないか?」。スタッフが近くにいなかったためだが、思いもよらないお願いにびっくり。事故に遭ったら大変なので、丁重にお断りした。

 【その2】
 同じく越知町。他の選手がノックや走塁に励んでいる真っ最中、一塁ベンチにいたマニー選手は、バッグからハンバーガーを取り出して、ぱくり。2口だけ食べて、残りをバッグにしまい込み、何事もなかったようにグラウンドに戻った。おなかがすいていたのだろうか。それを知ったチームメートのザック選手は「アメリカなら罰金もの」と冗談ぽく笑いながら、「でも、マニーならOK」。

 【その3】
 けがで登録抹消中のある日。マニー選手が北古味潤・FD副社長に「バッティングがしたい。(チームスタッフの)国信(貴裕)さんが投げてくれるって言ってた」と伝えた。打撃投手を務めた国信さんは、「おかしいんですよ」とぽつり。「だって僕、マニーに投げるなんて言ってないんです」。“うそ”をついてでも、バッティングをしたかった?

 【その4】
 同じく登録抹消中のある日。高知球場で練習を終えたマニー選手が記者室にやってきた。何事かと思ったら、「自転車に乗りたい。貸してくれないか?」。この日は乗ってきていないと伝えると、売店の女性に借りて乗っていった。行き先は、歩いても2~3分のファミリーレストラン。30分後に戻ってきたが、自転車に乗ったまま、なぜか売店前を素通り。数分間、球場周辺をサイクリングしていた。「おなかいっぱいだから。エクササイズさ」

 【その5】
 またまた登録抹消中のある日、マニー選手に頼み事をされた。今度は何かと思ったら、「12歳と14歳の子どもがいるんだ。インターナショナルスクールを探してほしい。大阪辺りで」。自転車どころの話ではない。各所に問い合わせて資料を集めた。手渡す時、「日本に住むつもりなの?」と聞くと、「子どもたちが望めばね。(妻の)ジュリアナもそうしたいんだ」。元米メジャーのレジェンドがこのまま日本に移住? どこまで本気なのか。
     ◆
 マニー選手は6試合に出場し、打率3割8分1厘、打点4の好成績。私生活では、米国から呼び寄せた友人と自転車で高知市内を観光したり、ザック選手らと焼き肉店や回転ずし店に足を運んだり。宿泊ホテル近くの消防団の「刺し身パーティー」にも参加したようで、「日本食はとてもおいしい」「みんなフレンドリー」と高知を満喫している。

 高知FDは4月20日、マニー選手との契約期間を、NPB(日本野球機構)への今季移籍期限である7月末まで、と発表した。それまでにNPBからのオファーがなかった場合の去就は決まっていない。

 復帰戦は、ゴールデンウイーク中の見込み。さあ、「Manny」を見に行こう。

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カテゴリー: スポーツFDスポーツ高吾北高知中央


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