2017.04.22 09:01

移民の父・水野龍ゆかりのコーヒー販売 高知県佐川町の旧浜口邸

「水野龍ゆかりのコーヒーを味わって」と話す清水志穂さん(高知県高岡郡佐川町甲)
「水野龍ゆかりのコーヒーを味わって」と話す清水志穂さん(高知県高岡郡佐川町甲)
 高知県高岡郡佐川町出身で「ブラジル移民の父」と呼ばれる水野龍(1859~1951年)が創業した東京・銀座の喫茶店「カフェ・パウリスタ」のコーヒーが、佐川町甲の旧酒造商家「旧浜口邸」で販売されている。“銀ブラ”の語源との説もあるコーヒーを提供することで、関係者は「佐川の町歩きを楽しむきっかけになれば」と期待している。

 水野は1908年、最初のブラジル移民団の団長として、移民船「笠戸丸」を送り出した。移民事業とともにコーヒー販売も手掛け、1911年、銀座に「カフェ・パウリスタ」を開業。本場のコーヒーを飲ませる店として評判になった。「銀座のパウリスタでブラジル・コーヒーを飲むこと」が「銀ブラ」の語源の一つとする説もある。

 旧浜口邸に事務所を置く、さかわ観光協会には喫茶コーナーもあり、水野ゆかりのメニューを提供できないか検討していた。その結果、3月からコーヒー豆はホット、アイスともパウリスタ製になり、水も近くの司牡丹酒造の「仕込み水」を使用することに。売店でコーヒー豆の販売も始めた。

 喫茶を担当する佐川町地域おこし協力隊員の清水志穂さん(43)は「すてきなコーヒーを味わい、酒蔵もある佐川の町並みを歩く“さかブラ”も楽しんでほしい」とPRしている。

 喫茶コーナーは午前10時~午後4時。月曜休み。問い合わせはさかわ観光協会(0889・20・9500)へ。

カテゴリー: 主要社会高吾北


ページトップへ