2017.04.18 08:20

高知市に全国最大のJA農産物直販所 2019年開設へ計画

JAグループ高知が再開発、大規模直販所の開設を計画している高知市北御座のサニーマート中央流通センター=白い屋根=と周辺(2015年2月撮影)
JAグループ高知が再開発、大規模直販所の開設を計画している高知市北御座のサニーマート中央流通センター=白い屋根=と周辺(2015年2月撮影)
 JAグループ高知が、全国最大級の農産物直販所を軸とした複合施設を高知市に計画していることが4月17日までに分かった。

 北御座の民有地約2万平方メートルを再開発し、農協特産センター「とさのさと」(高知市南川添)を移転リニューアルするほか、特産品販売店や農家レストランなどを整備する。イベント会場や交流スペースも併設し、高知県内全市町村の「農」「食」と県民を結び付ける中核拠点として2019年中の開設を目指す。

 2019年1月に高知県内12JAと高知県園芸連など5連合会が統合し、「県域JA」が発足する。JAグループはこれに合わせる形で、農家の所得アップや地域活性化を目的に「とさのさと」の規模拡大を掲げていた。

 関係者によると、再開発する場所はJA高知ビル(高知市北御座)の東側で、サニーマートの店舗や本部、中央流通センターなどが立っている約2万平方メートル。JAグループ高知は、2018年春に高知県南国市久礼田に物流や生鮮加工の拠点を移し、本部機能も別の場所に移す予定。JA側の構想に賛同し、サニー側が土地を地権者から借り上げ、転貸する方向だという。

 構想では、直販所の売り場面積は約2千平方メートルで、現在の「とさのさと」の3倍強の広さになる。各JAの集出荷場や高知県園芸連の物流ルートなどJAグループの強みを生かして農畜産物を集め、鮮魚や加工品も扱う。直販所を補完する形で、サニーマートのスーパーも営業する。

 JA側は、高知県内各地の食材や食文化を、県内最大のマーケットである高知市で発信する役割を重視。施設運営に当たっては、高知県や市町村との連携も探る。駐車場は約500台分を構えるという。

 2000年に高知城近くから現在地に移転した「とさのさと」は年間約56万人が利用し、2015年度の販売高は約7億3千万円。

 JAグループは、18日に高知市内で開かれる「高知県農商工連携協議会」の会合で構想を公表し、事業への協力を求める方針だ。

カテゴリー: 社会政治・経済


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