2017.04.11 08:15

高知FDでマニーらしさ全開 高打率でチーム首位に貢献

4月1日の開幕戦。打順を待つマニー・ラミレス選手 (高知球場)
4月1日の開幕戦。打順を待つマニー・ラミレス選手 (高知球場)
 高知ファイティングドッグス(FD)に今季加わったマニー・ラミレス選手が四国独立リーグにデビューし、4月10日でちょうど10日間が過ぎた。5試合に先発出場し打率3割6分8厘(リーグ4位)。ファン待望の第1号ホームランこそ出ていないものの、首位に立つチームの開幕ダッシュに貢献した。試合中にファンの子どもと交流する姿も見られ、自由奔放に「野球」を楽しんでいる。 

 マニー選手は米大リーグ通算555本塁打を誇る大スター。3月7日に来日し、高知市内に滞在しながら、高知FDホームタウンの高知県高岡郡越知町などでトレーニングしている。

 4月1日の開幕戦には「1番・指名打者」で出場。2打席目に三遊間を破る来日初安打を放った。一塁ベース付近で、盛り上がるFDベンチに向かって、両太ももを交互に上げてはしゃぐなど、心底うれしそうな笑顔になった。

 ところが翌日の2戦目はいきなり欠場(本人いわく「体調不良」)。ファンをがっかりさせたが、3戦目以降は全試合に出場し、5戦目からは4番に座る。

 毎試合、ヒットを打っているが、特にすごみを増すのは得点圏に走者を置いた場面。5打数4安打3打点と、抜群の勝負強さを発揮する。2007、08年にボストン・レッドソックスでチームメートだった岡島秀樹さんが「打率よりも、走者がいる時のバッティングがすごかった。チャンスに強かった」と話していた通りだ。

 米大リーグの「レジェンド」でありながら、高知FDの同僚選手に自分の打撃フォームについて再三意見を求め、体重移動に重点を置いた、米国にはない練習法に取り組む。試合中は打席ごとに球団関係者に動画を撮ってもらい、打撃フォームをチェックして次の打席に生かす研究熱心な側面もある。

 駒田徳広監督も「失敗しても、次の打席で必ず合わせてくるところはさすが。本塁打? 近いんじゃない?」と状態が上向いていることを強調していた。

 練習後は、トンボでグラウンドの土をならすなどメジャー時代には考えられない姿を見せる。FDの同僚は「格下の自分らに対しても同じ目線。偉そうぶった態度も全くない」「他の選手が打つより、マニーが打った方がチームの雰囲気が盛り上がる」と口をそろえる。

試合中なのに、子どもと“遊ぶ”姿も(高知球場)
試合中なのに、子どもと“遊ぶ”姿も(高知球場)
 4月7日に高知球場で行われたナイターでは、試合中に独自の「ファンサービス」も。味方の守りの間に一塁側ブルペン奥へ向かい、グラブとボールを持ったスタンドの少年にボールを投げるよう要求。少年がフェンス越しに投げたボールをバットで打ち返した。それを10回ほど続け、マニー選手らしさを全開させた。

 高知FD職員によると、マニー選手は好物のすしや焼き肉を毎日のように堪能。あるコンビニチェーンのクロワッサンにはまり、「米国やドミニカのクロワッサンのように甘くなく、とてもヘルシーでおいしい」と宿泊先から徒歩で買いに行ったりもしているとか。

 ファンが待ち望む本塁打はいつ出る? 次はどんなユニークな姿を? 

「マニー劇場」はまだ幕が上がったばかりだ。

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カテゴリー: スポーツFDスポーツ


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