2017.04.02 08:10

高知FDのマニーに2000人が大興奮

 どっしりした構えから、マニー・ラミレス選手のバットが旋回した(1日夜、高知市の高知球場)
どっしりした構えから、マニー・ラミレス選手のバットが旋回した(1日夜、高知市の高知球場)
元大リーガーのレジェンドを約2千人の大歓声が包み込んだ。1日夜、高知ファイティングドッグス(FD)の開幕戦に出場したマニー・ラミレス選手(44)は3打数1安打2三振。ヒット直後はベース上で心底うれしそうに両手を突き出すポーズ。「ヒットが出ただけで満足」「マニーでチームが変わった」と客席は大興奮。底冷えのする高知球場(高知市大原町)のスタンドを、沸き返る祭りの夜に変えた。

 開場は午後3時。球場入り口には1時間前から行列ができた。宮崎、名古屋、神奈川などからファンがはるばる土佐路に足を運び、「初めて高知に来た」と言う人も多かった。

 岡山市から車で駆け付けた岡本昌史さん(50)はマニーの99番のユニホーム姿で、「マニーを追っ掛けに米国まで行ったマニー狂。今日はホームランだけ期待ですよ」と鼻息荒く語った。

 試合前のフリー打撃でお待ちかねのマニー登場。チームメートと仲良くグラウンドをトンボで整備する姿には、「メジャー時代では絶対見られない」とファンがカメラを向けた。

 「1番・DH」で出場。球場は熱心な大リーグファン、カップル、野球少年であふれ、打席に立つたびに「マニー、マニー」のコールと手拍子が響き、「打てよーホームラン」の声があちこちから飛んだ。

 初打席は空振り三振。2打席目は、2ストライクから変化球をカーンと三遊間へ。スタンドから上がった「おっ」の期待の声は、打球がしぶとくレフト前に抜け、公式戦初ヒットを記録すると「おおお~!」と満足の歓声に変わった。

 一塁ベースに立ったマニーは、両手の人さし指を前に出す、ご機嫌のポーズを決めた。その後は三振、四球と快音は聞かれなかったが、チームは3―2で勝利した。

 球場でこの日発売された特製「マニーラミレスバーガー」を頬張った高知市の会社員(34)は「マニーは振り逃げでも一生懸命走った。あんな大物なのに」。FDファンの地元男性(68)は「本調子じゃない。ヒットが出ただけで上出来」と満足げだった。

 会社の野球チームの仲間と観戦した高知市の中郷勝成さん(32)は「マニーは僕らの希望。球場の空気が変わった。人がいっぱい来て優勝するぞのムードが試合結果にも出た。これで終わったらつまらない。こっからです」と語った。

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カテゴリー: スポーツFDスポーツ高知中央


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