2017.03.20 08:35

センバツ高知県・明徳義塾高校の2人が中村高校にエール

3月20日初戦の中村高校にエールを送る明徳義塾高校の林大成=左=と毛利志龍。2人とも高知県四万十市出身だ(兵庫県西宮市の甲子園球場)
3月20日初戦の中村高校にエールを送る明徳義塾高校の林大成=左=と毛利志龍。2人とも高知県四万十市出身だ(兵庫県西宮市の甲子園球場)
 
 明徳義塾高校ナインは3月19日、開会式で息の合った入場行進を披露した後、練習を休みにして、試合観戦。至学館―呉の延長十二回の激戦と、日大三―履正社の1回戦屈指の好カードを目の当たりにし、23日の初戦に向け、闘志を新たにした。

 20日は21世紀枠で出場の中村高校が、1977年の決勝以来40年ぶりに甲子園で戦う。今回、遠征に参加している31人の明徳ナインの中に、特別な思いを持って中村高校の晴れ舞台を待つ、背番号のない控え選手がいる。

 毛利志龍内野手と林大成投手の2人。いずれも四万十市出身の新3年生だ。毛利は中学から、林は高校から明徳高校に進んだ。毛利は中村高校の武田晴仁一塁手、下村悠斗二塁手、大崎凜遊撃手、岡上颯中堅手らと小学時代の「東山ボーイズ」でチームメート。林は岡村奎翔、芝藤圭祐の両選手と、小学時代の「西土佐少年野球クラブ」、そして西土佐中学校で一緒にプレーしている。

 「四万十市の先輩が行ったので後を追って」明徳高校に来た毛利はスケールの大きな打撃が魅力。「松井秀喜さんの星稜と試合したチームの1学年下の明徳の主将が父」という林は右腕からの力強い速球が持ち味。いずれもベンチ入りが期待されていた。

 94人いる選手を登録メンバー18人まで絞り込んでいく時、最後に外れたのがこの2人だった。メンバー発表前日の3月1日、練習後に馬淵監督が2人を呼び、「今回はすまんが、夏に向けて諦めず努力してほしい」と告げた。

 2人は練習の手伝いなどのためチームに帯同。毛利はノックを打つ佐藤部長にボールを渡す係、林は打撃投手として支えている。背番号はなかったが、甲子園練習で憧れのグラウンドに立った。

 この日、開会式とその後の熱戦をスタンドで見て、大歓声を体感した2人は「グラウンドに立ちたかった…」。この悔しさをばねに夏にはレギュラーをつかみ、2016年秋敗れた中村高校に今度は自身の活躍で勝って甲子園に来るのが2人の目標だ。

 20日は練習が中村高校の試合と重なるため、かつてのチームメートを応援することはできないが、毛利は「前橋育英は強いけど、中村は明徳にも勝っているので頑張ってほしい」。林は「せっかく甲子園に出たのだから、目いっぱい楽しんで」とエールを送っている。

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