2017.03.20 08:27

“海の女王”豪華客船クイーン・エリザベスが高知県に初寄港

高知県に初寄港した豪華客船「クイーン・エリザベス」(3月19日午前、高知市の高知新港)
高知県に初寄港した豪華客船「クイーン・エリザベス」(3月19日午前、高知市の高知新港)
 “海の女王”、威風堂々―。世界的に有名な英国の豪華客船「クイーン・エリザベス」(全長294メートル、9万900トン)が3月19日、高知市仁井田の高知新港に初めて寄港した。

広い吹き抜けと曲線を多用した階段が美しいグランドロビー(高知市の高知新港)
広い吹き抜けと曲線を多用した階段が美しいグランドロビー(高知市の高知新港)
 英国王室との縁が深く、女王の名を冠することを許された唯一の客船。1月初めに英国を出発し約4カ月かけて世界一周をするクルーズの途中で、米国やオーストラリアを経由して来日した。

ロビーに飾られた英国女王エリザベス2世の肖像画(高知市の高知新港)
ロビーに飾られた英国女王エリザベス2世の肖像画(高知市の高知新港)
 今回の高知への寄港は当初は予定になかったが、潮流の関係で関門海峡のクルーズができなくなったため、急きょ日程に組み込まれた。

スイートルームの乗客が利用できるレストラン。食器だけでも芸術品のよう(高知市の高知新港)
スイートルームの乗客が利用できるレストラン。食器だけでも芸術品のよう(高知市の高知新港)
 英国王室の象徴であるロイヤルブルーと爽やかな白に彩られた優雅な船体に、見物人らはうっとり。土佐湾に漂う英国の香りを楽しんでいた。


ロイヤルブルーを基調にした劇場。奥のボックス席にエリザベス2世が座ったという(高知市の高知新港)
ロイヤルブルーを基調にした劇場。奥のボックス席にエリザベス2世が座ったという(高知市の高知新港)
憧れの高貴な世界 船内は映画の一場面のよう

シャトルバスを待つ見物客が長い行列をなした(高知市の高知新港)
シャトルバスを待つ見物客が長い行列をなした(高知市の高知新港)
 乗客約1900人を乗せ、3月19日に高知新港(高知市仁井田)にやって来た豪華客船「クイーン・エリザベス(QE)」。映画か小説の一場面のような、不思議で高貴な世界をちょっと拝見―。

 QEは現英国女王、エリザベス2世が命名した船で、今回寄港した船体は2010年に就航した3代目。英国王室御用達で170年以上の歴史をもつ老舗、キュナード社が運航する。

 船内に足を踏み入れると、ロビーの広い吹き抜けと美しいらせん階段が目を引く。木材をふんだんに使い、落ち着いた雰囲気の船内には、至る所に英国の王族の写真や肖像画が飾られている。

 レストランの食器は英国の高級ブランド「ウェッジウッド」。週1回程度は、ドレスやタキシードの正装で食事をする日が設けられている。エリザベス2世の金の胸像が出迎える社交場「クイーンズ・ルーム」では、アフタヌーンティーや社交ダンスが楽しめる。バレエや映画が鑑賞できる劇場には、女王も訪れたという。

 最高級の部屋は、レストランも含めて他のクラスの乗客は入れない特別な場所にあり、執事らが身の回りの世話をしてくれる。約4カ月の世界クルーズで、1人当たりのお値段は約2300万円(2人1室)とか。最も手頃な部屋は、1人当たり200万円ほどという。

 世界中の憧れを集めるこの船を一目見ようと、高知新港には大勢の見物客が詰めかけた。香川県丸亀市から家族4人で訪れた会社員の川田昌義さん(43)は、幼い頃に父がQEのプラモデルを作ってくれたといい、「本物は大きくてきれい。一度入ってみたいですねえ」と話していた。

 QEは19日夜、神戸へ向かって出港。今後は東南アジアやアフリカ大陸を回り、5月初めに英国へ帰る予定。

カテゴリー: 主要政治・経済社会高知中央

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