2017.03.17 08:15

高知のラノベ作家・小川淳次郎さん室戸の捕鯨で小説「海の決闘」

「新作の準備も進めています」と話す小川淳次郎さん(高知県安芸市内)
「新作の準備も進めています」と話す小川淳次郎さん(高知県安芸市内)
小冊子3000部を無料配布
 高知県安芸市在住のライトノベル作家・小川淳次郎さん(31)の室戸の捕鯨を題材にした短編小説「海の決闘」がこのほど小冊子になって出版された。イラストは香美市の漫画家、正木秀尚さんらが手掛けている。

 小川さんは2008年、「三三珂(さざんか)」のペンネームで応募した作品「成金」が第1回メガミノベル大賞(学研パブリッシング主催)の編集部特別賞を受賞し、文庫本として2011年に出版された。その後も講談社ラノベ文庫から「百億の魔女」「稲妻姫の怪獣王」などシリーズ作品を出版している。

 今回出版された作品は、安芸郡奈半利町の籠尾信之・カゴオ社長からの依頼を受けて執筆。幕末から明治にかけての高知県の室戸を舞台にして、捕鯨に従事する青年と元武士の交流を描いている。

 小川さんは当時の捕鯨についての史料を読み込み、室戸を訪れるなどして取材を重ねた。これまで書いてきた怪獣や超人が登場するライトノベルとは一線を画すリアリティーあふれる作風になっている。

 小川さんは「海という人間にとって不利な場所で、巨大なクジラを命懸けで捕獲する人間たちに引かれた。正木さんの絵も僕のイメージを超えるようなパワーあふれるもので、素晴らしいです」と話している。

 小冊子は3千部発行で無料。室戸市道の駅「キラメッセ室戸」やJR高知駅南口の高知観光情報発信館「とさてらす」などに置いている。 

カテゴリー: 文化・芸能安芸

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