2017.03.14 08:10

2017年度から高知県職員採用試験の社会人枠の上限59歳に

 高知県人事委員会は2017年度の高知県職員採用試験から、上限年齢を59歳とする「社会人経験者採用試験」を新設する。職務経験を要件とし、即戦力の人材の確保を目指す。高知県が職務経験を課した採用を行うのは初めて。

 上限は59歳だが、定年は新卒者と同じ60歳とする。59歳を上限とした理由について高知県人事委員会は「雇用対策法に職務経験を課す場合、年齢制限をしてはいけないとあり、法律の趣旨を尊重した」と説明している。上限59歳の社会人採用は全国で18都県が実施しているという。

 高知県は、民間企業などで培った多様な能力や感性を持った人材の確保を目的に、上級試験のうち行政職の上限年齢を29歳から34歳に引き上げた「行政・TOSA」枠による採用を2008年度から実施。2016年度までに計114人を採用した。

 だが、行政課題が複雑多様化する中、即戦力となる職員確保の必要性がより高まってきた。さらに、移住希望者の中には34歳という上限年齢がネックになっている人がいるといい、高知県人事委員会は「行政・TOSA」枠を発展的に解消し、門戸を広げる。

 新たな「社会人経験者採用」は上級試験などとは別枠で行う。民間企業などで1年以上継続して勤務した期間が、大卒者で通算5年以上、高卒者で通算10年以上ある人が対象。通常の試験だけでなく、知事部局の一定以上の役職の職員が面接し、行政課題に対処できる人材かどうかを見極めるという。

 具体的な採用人数などは4月21日に発表する予定。申込受付期間は5月8~29日。

カテゴリー: 教育主要

ページトップへ