2017.03.12 08:15

坂本龍馬ら志士の書ずらり 高知県佐川町の青山文庫で企画展

新たな展示ケースで、坂本龍馬の書状などが見られる企画展(高知県高岡郡佐川町甲)
新たな展示ケースで、坂本龍馬の書状などが見られる企画展(高知県高岡郡佐川町甲)
 「志国高知 幕末維新博」に合わせてリニューアルした青山文庫(高知県高岡郡佐川町甲)で、企画展「志士たちの遺墨 田中光顕の想(おも)い」が開かれている。坂本龍馬や武市瑞山ら県関係の志士のほか、高杉晋作、木戸孝允、大久保利通ら幕末、明治期に活躍した人物の書など約50点が、訪れる人を激動の時代へといざなっている。

 青山文庫は佐川町出身で宮内大臣を務めた田中光顕(1843~1939年)が集めた、幕末―明治期の書や絵画などを多数所有する。

 老朽化が進んだため、2016年秋から耐震化や玄関の自動ドア化、トイレ改修などの工事を進めていた。

 改修に合わせて導入した気密性が高いエアタイトケースには、坂本龍馬の書状を展示。脱藩した池内蔵太の母に宛てたもので、親としての心中を案じながら、大業に臨む同志の姿を評した内容。温かな筆致に、龍馬の人柄が浮かび上がる。

 光顕のコレクションは、長州や薩摩など当時関係のあった志士のものだけでなく、敵対していた会津藩主、松平容保(かたもり)の和歌などもあって幅広い。青山文庫の藤田有紀学芸員は「激動の時代そのものを、後世に伝えようとした光顕の思いを感じてほしい」と話している。

 企画展は、2018年2月までに計3度の展示替えを行い、現在の展示は5月28日まで。

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