2017.03.09 08:15

高知県防災ヘリの操縦士半減 2017年度から2機で2人態勢

県に配備されている消防防災ヘリ「おとめ」。奥は「りょうま」(高知龍馬空港)
県に配備されている消防防災ヘリ「おとめ」。奥は「りょうま」(高知龍馬空港)
 現在2機態勢で運用中の高知県消防防災ヘリコプターの操縦士が、早期退職などで2017年度から2人に半減することが分かった。高知県消防政策課は「通常業務で困ることはない」としているが、早期の人材確保へ「民間からの派遣も含めて検討したい」としている。高知県消防政策課が3月8日の高知県議会2月定例会の危機管理文化厚生委員会で報告した。

 高知県消防政策課によると、消防防災ヘリは現在、「りょうま」「おとめ」の2機あり、操縦士のほか、整備士4人、高知県内8消防本部から派遣された消防隊員9人の態勢で運用している。2016年4月~2017年2月は救助や救急などで312回出動した。

 操縦士は2016年2月までは4人おり、うち3人が機長として実際にヘリを操縦していた。残る1人は2013年度の採用で、機長になるためには3年程度かかる技術習得訓練中だった。

 ところが、この訓練中の操縦士が「訓練の機会が少なく、いつ機長として運航できるか不安だ。操縦士としての自信を失った」との理由で2月限りで早期退職した。別の操縦士1人も2016年度末で2年間の再任用期間が終わるという。

 高知県消防政策課の土居秀臣課長は「通常は1機だけで運用しているが、いざというときには2機飛ばすこともある。将来の人材育成のためにも4人態勢に戻す必要がある」と説明。さらに「休日の確保などを考えると、本来は1機に対し3人は必要」と述べた。

 3月5日には長野県の消防防災ヘリが墜落し、搭乗していた9人全員が死亡する事故があったばかり。委員会のやりとりでは委員側から「2機を2人態勢で稼働するのはしんどい。負担が大きくなって事故が起きたら大変だ」といった声が上がった。

カテゴリー: 政治・経済主要社会

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