2017.03.08 08:12

シカ肉でペットフード 高知市の店販売「栄養豊富」

「ドッグズライフ」を経営する松川智子さんと愛犬のまる(高知市高そね)
「ドッグズライフ」を経営する松川智子さんと愛犬のまる(高知市高そね)
 山の食害防止のために香美市で駆除が進むシカの肉を、ペットフードに加工して販売する店がある。高知市高そねの「ドッグズライフ」。経営する松川智子さん(54)は「シカ肉が、犬や猫にとってとてもいいものであることを知ってほしい」とPRしており、シカ肉の新たな活用方法として期待される。

シカ肉を使ったペットフード
シカ肉を使ったペットフード
 ドッグズライフは、住宅街の中にある犬猫用のペットフード店。インターネット上のショップからスタートし、2年半前に実店舗を構えた。高知県産の食材で完全無添加にこだわり、宗田節のスティックやカツオの薫製、高知県産野菜を使ったクッキーなども製造販売している。

 自らも2匹の犬を飼う松川さんはかねて、市販のペットフードに添加物が多いことを気にしていた。立ち上げのきっかけは、知人から「香美市で駆除されるシカの肉が、需要がなく捨てられている」と聞いたこと。「シカは野山を駆け回って育った天然のタンパク質。うまく活用できたら」と考え、地元の猟師と契約した。シカ肉を供給してもらい、香美市香北町清爪の加工場でジャーキーやレトルトの煮込み肉、ペット用の冷凍肉などを作り始めた。

 松川さんによると、シカ肉は高タンパク低カロリー。少量で十分な栄養を補えるため、高齢の犬やダイエット中の犬にも適している。ビタミンやミネラルも豊富で、骨や歯の形成、脱毛などにも効果があるという。

 シカ肉のペットフードは現在、香美市土佐山田町のスーパー「バリュー」や全国のドッグカフェ、ペットショップにも卸している。ドッグズライフは年間約1トンのシカ肉を商品化しているといい、松川さんは「ペットフードがシカ肉の消費につながり、シカの駆除が進むきっかけになれば」と話している。

 ペットフードはネットでも販売している。問い合わせは、ドッグズライフ(088・856・9019)へ。

カテゴリー: 社会政治・経済香長高知中央


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