2017.02.17 14:30

制服になぜ白線? 高知の土佐中学校が映像フェスタで四国一

受賞を喜ぶ土佐中学校放送部員(高知市塩屋崎町の土佐中学校)
受賞を喜ぶ土佐中学校放送部員(高知市塩屋崎町の土佐中学校)
意外な真実に驚き
 土佐中高校生の象徴とも言える制服の腕に巻かれた白線の由来は―。そんな疑問を追った土佐中学校放送部制作の映像作品が、総務省四国総合通信局などが開いた「四国コンテンツ映像フェスタ」の小・中学生部門で最優秀賞を受賞した。生徒たちは意外な事実を知って驚き、さらに作品初制作での受賞に驚いた。

 「白線」と題した3分足らずの作品。3年生の松本文士さん(15)、川村舞子さん(15)と2年生の松木美樹さん(14)、岡村望未さん(14)の4人で制作した。

 映像はインタビューが中心で、何人かの生徒が白線について「誇りに思う」「連帯感がある」などと答える場面で始まる。そしてナレーションが白線の由来を、「成績優秀な委員長のみが着けることを許されていた」「土佐の生徒は、校外では全員が委員長になる能力がある。だから白線が着けられたそうです」と説明する。

 この説は本当に正しいのか―。その疑問を解決しようと生徒部の教員に対して行われたインタビューで、作品はクライマックスを迎える。男性教員は「不良の生徒を町中で一目で見極める印としたのが、もともとの起こりのようです」とさらりと答えるのだった。

 意外な真実の発覚に、ナレーションの生徒は「何ということでしょう。誇りとされてきた白線がそんなことに使われていたなんて」と嘆き、映像はすぱっと潔く終了する。

 部長の松本さんは「どんな流れで制作すればいいのか分からず頭を抱えた」と振り返ったが、最優秀の評価点にもなった「創造性」あふれる作品に仕上がっている。

 受賞を喜びながら4人は「もっと映像制作が好きになった」「校外でも取材して映像を作ってみたい」と笑顔で話していた。

 四国コンテンツ映像フェスタは2007年から開催されており、小・中学生、アマチュア、プロ・セミプロの3部門がある。今回は計62作品の出品があった。入賞作品は四国情報通信懇談会コンテンツ部会のWebサイトで公開されている。

カテゴリー: 教育

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