2017.02.17 08:20

無念ランナー限定の贈り物 高知龍馬マラソン城西中手作り新聞

 2月19日に「高知龍馬マラソン2017」が開催されます。約1万人のランナーが参加するフルマラソン。完走できたら充実感いっぱい、気持ちいいでしょうね。でも、おそらく全員は無理。制限時間に引っかかったり、体調が悪くなったりして棄権する人もでてきます。そんな無念のランナーに贈り物があります。「努力を決して無駄にしないで」。城西中学校(高知市)の生徒が大会当日、手作りの新聞を手渡します。傷心のランナーを癒やす心温まる文章です。

■残念なまま終わるのは…
 城西中では2014年から生徒が学校新聞「城西龍馬新聞」を作っています。数人の生徒でつくる編集部「チーム龍馬」が、校内外での出来事などを取材、執筆、編集。新聞は全生徒のほか、地域住民に配布したり、観光施設に置かせてもらうこともあります。2017年1月までに計18号を発行。

 「(龍馬マラソンで)完走した人は、テレビで取り上げられたりするけど、走り切れなかった人たちは、あまり知られずに終わる。努力したことも…」。チーム龍馬は無念の“敗者”に着目し「次回も参加したいと思えるように、残念な気持ちのまま終わらないように」という願いを込めて、号外新聞を作ることに。

 2016年11月からチーム龍馬のメンバーになった2年生の尾立睦さん(14)、和家陶子さん(14)は今回が初めての新聞作りです。2人は12月上旬、生徒会役員らとともに、大会の実行委員会に取材に行きました。

■来年も参加して
 給水所でトマトやカツオ飯おにぎりなどを振る舞う人がいること。ランナーに医師がいる場合は、メディカルランナーに登録してもらい、急病者が出ると手伝ってもらうこと…。主役はランナーですが、多くのボランティアが必要で、今年は約3千人を募集することなどを聞きました。

 号外フロント面は「来年も待ちゆうき」「惜しくもタイムオーバーされた方々へ」の見出し。先輩にアドバイスを受けながら、和家さんが心を込めてランナーをねぎらった文章を書きました。

 2面が取材したボランティアら裏方の話題で、2016年の大会を撮影した数枚の写真を組み合わせ、尾立さんがレイアウト。3面は校内アンケートをもとに、高知の食べ物や方言、観光への提言などを載せました。

 号外3面と過去の新聞9面の計12面。千部用意しました。それに、高知のおいしい物、おすすめスポットを紹介した初月小学校児童が作ったチラシをはさみ、生徒15人が春野陸上競技場と花海道の2カ所でランナーに手渡します。「お疲れさま」「来年も参加してください」と笑顔を添えて。

関連記事

もっと見る

ページトップへ